
10月14日前場の東京株式市場は続落。日経平均株価は、前営業日比568円23銭安の4万7520円57銭で午前中の取引を終えた。国内政治情勢の不透明感や米中貿易摩擦への警戒感から売り優勢で始まり、一時760円安まで売られる場面があった。また「高市トレード」による上昇が急ピッチだったこともあり、利食い売りも出やすいという。
【主要指数】
・日経225: 47,520.57(-568.23)
・TOPIX: 3,153.50(-44.09)
・ドル/円: 152.45(+0.14)
・ダウ: 46,067.58(+587.98)
・ナスダック: 22,694.61(+490.18)
・SOX: 6,723.47(+315.86)

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている97銘柄のうち、上昇は16銘柄(16%)、下落は76銘柄(78%)、変わらずは5銘柄(5%)で、売り優勢だった。セクターとして出遅れ感が出ているものの、下落トレンドから転換できない状況が続いている。10月後半から始まる決算発表後に動きが変わるかどうか注目されるところだろうか。
大手ゲーム関連を見ると、コーエーテクモHD<3635>が高く、任天堂<7974>が変わらず、ソニーG<6758>、バンダイナムコHD<7832>、セガサミーHD<6460>、コナミG<9766>、スクエニHD<9684>、カプコン<9697>が安い。


その他ゲーム会社やディベロッパーは、日本一ソフト<3851>が高く、エヌジェイHD<9421>が変わらず、ネクソン<3659>、マーベラス<7844>、イマジニア<4644>、トーセ<4728>、ユークス<4334>が安い。


モバイルゲーム系の銘柄は、コロプラ<3668>、モバイルファクトリー<3912>が高く、サイバーエージェント<4751>、MIXI<2121>、DeNA<2432>、グリーHD<3632>、ガンホー<3765>、アカツキ<3932>、ケイブ<3760>が安い。


アニメやホビーなどその他コンテンツ関連銘柄は、東宝<9602>が変わらず、タカラトミー<7867>、サンリオ<8136>、KADOKAWA<9468>、IGポート<3791>、GENDA<9166>、東映アニメ<4816>、エディア<3935>、フリュー<6238>、ブシロード<7803>が安い。


最後に騰落ランキングを見ると、「クランチロールマンガ」発表以降、活況が続くLink-U<4446>が大幅高となった。クシム<2345>、イオレ<2334>、エスケイジャパン<7608>が値上がり率上位となり、ケイブ<3760>、モブキャストHD<3664>、HEROZ<4382>、オルトプラス<3672>が値下がり率上位となった。


■ゲーム・エンタメ関連株一覧

※時価総額の単位は億円。