【ゲームエンタメ株概況(11/10)】国内証券がカバレッジ開始のカバーとANYCOLORが買われる 3Q決算の大幅減益が嫌気されたガンホーは年初来安値を更新

11月10日の東京株式市場では、日経平均は反発し、前日比635.39円高の5万911.76円で取引を終えた。つなぎ予算の成立で米国の政府機関の閉鎖が終了するとの見方から市場心理が改善し、国内市場は朝方から買いが先行する展開となった。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業97銘柄のうち、上昇は58銘柄(60%)、下落は30銘柄(31%)、変わらずは9銘柄(9%)で、上昇した銘柄のほうが多かった。
中で、イオレ<2334>がストップ高したほか、マイネット<3932>やKADOKAWA<9468>、CRI・ミドルウェア<3698>などが買われた。
東海東京証券が投資判断「アウトパフォーム」、目標株価3420円でカバレッジを開始したカバー<5253>は4日ぶりに反発した。同様に投資判断「アウトパフォーム」、目標株価7640円でカバレッジを開始したANYCOLOR<5032>は6日続伸した。
半面、第3四半期決算が主力の『パズドラ』をはじめとするモバイルタイトルの減収などにより、大幅減益での着地となったガンホー<3765>は反落し、年初来安値を更新した。
前週末11月7日に第2四半期決算の減収減益での着地を嫌気して後場に入って一段安となっていたセガサミーHD<6460>は大幅続落し、年初来安値を更新した。
ほか、サンリオ<8136>が3日続落し、任天堂<7974>やスクウェア・エニックスHD<9684>なども安い。

会社情報
- 会社名
- ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
- 設立
- 1998年7月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森下 一喜
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高1036億円、営業利益174億9100万円、経常利益200億1300万円、最終利益111億7100万円(2024年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3765
会社情報
- 会社名
- セガサミーホールディングス株式会社
- 設立
- 2004年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高4289億4800万円、営業利益481億2400万円、経常利益531億1400万円、最終利益450億5100万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6460
会社情報
- 会社名
- カバー株式会社
- 設立
- 2016年6月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 谷郷 元昭
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高434億100万円、営業利益80億100万円、経常利益79億6200万円、最終利益55億5900万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 5253