MIXI、2Q(4~9月)決算は売上高2%減、営業益17%減に 『モンスト』のMAUが減少 前期のタイミー株売却益計上の反動も PointsBetの連結化で通期売上高予想を上方修正
MIXI<2121>は、11月14日、2026年3月期の第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表、主力の『モンスターストライク』のMAUが減少で売上高が減少したことに加え、前年同期にタイミー株式の売却益を計上していた反動もあり、減収減益となった。
売上高674億2800万円(前年同期比2.0%減)
営業利益72億1400万円(同17.5%減)
経常利益72億1500万円(同20.0%減)
最終利益49億200万円(同6.2%減)
各セグメントごとの状況は以下のとおり。
①デジタルエンターテインメント事業 売上高356億9200万円(前年同期比11.1%減)、セグメント利益165億7100万円(同2.5%増)
『モンスターストライク』は、MAUが減少したことにより、前年同期と比較して売上高が減少した。なお、コスト効率化などにより、セグメント利益は増加した。
②スポーツ事業 売上高219億7700万円(同20.5%増)、セグメント利益4億4100万円(同38.6%減)
ベッティング事業は、スポーツベッティングサービス「TIPSTAR」のオンライン車券販売高が増加したことや、ネットドリーマーズにおいてeコマース事業などの売上が伸長したことにより、前年同期と比較して売上高が増加した。なお、株式取得により連結子会社となったPointsBet Holdingsの取得関連費用を計上したことなどにより、セグメント利益は減少した。観戦事業は、千葉ジェッツにおいて、前年の「LaLa arena TOKYO-BAY」開業により、チケット販売の伸長やスポンサー収入が拡大したことなどにより、前年同期と比較して増収増益となった。
③ライフスタイル事業 売上高70億9400万円(同30.0%増)、セグメント利益7200万円(前年同期5億1300万円の赤字)
「家族アルバム みてね」は、注力商材(みてねプレミアム、写真プリント、みてねみまもりGPS)が好調であったことから、前年同期と比較して増収、黒字転換となった。
④投資事業 売上高26億3700万円(同46.8%減)、セグメント利益14億6500万円(同39.1%減)
同社グループが出資するファンドからの分配金収入があったが、前年同期間においてタイミー株式の売却益を計上しているため、前年同期と比較して減収減益となった。
■PointsBetの連結化を踏まえて業績予想を修正
2026年3月期通期の連結業績予想については、M&Aで取得したPointsBetの下半期の連結業績取り込みの反映などで業績予想を修正しており、以下のとおり。
売上高1550億円→1680億円(増減率8.4%増、前期比8.5%増)
営業利益200億円(据え置き、同24.8%減)
経常利益190億円(据え置き、同28.3%減)
最終利益130億円(据え置き、同26.1%減)
会社情報
- 会社名
- 株式会社MIXI
- 設立
- 1997年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 木村 弘毅
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1548億4700万円、営業利益266億円、経常利益265億1100万円、最終利益176億100万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2121