バンダイ、『たまごっち』30周年イヤーを開始…これまので歩みを振り返りと取り組みを発表

バンダイは、1996年に発売され2025年7月末に国内外累計出荷数1億個を突破したデジタルペット『たまごっち』が来年30周年を迎えるにあたり、2025年11月23日より30周年イヤーを開始すると発表した。これまので歩みを振り返りつつ、30周年を記念して、2025年11月22日から常設店舗『たまごっち ふぁくとり〜!』がオープン、2026年1月7日〜2月2日には『30周年記念 大たまごっち展』を開催する。

『たまごっち』はそのユニークな形状と「死」の概念も取り入れた育成要素により、世代を超えて世界中の人々に「夢・遊び・感動」を届けてきた。海外展開は1997年より開始しており、現在、累計出荷数の51%が海外である。

【第一次ブーム(1996年)】
「これまでにない発想」が社会現象となり、発売から1年足らずで1000万個を売り上げた。供給が追いつかず異例の謝罪広告を出す事態も発生した。ブーム終息後は模倣品の流出や大量の余剰在庫を抱え、1999年3月期には約60億円の特別損失を計上した。

 

【第二次ブーム(2004年)】
赤外線通信機能を初搭載し、小学生のコミュニケーションツールとして再ヒットした。年間販売計画200万個に対し、約500万個を販売した。

 

【第三次ブーム(2008年)】
2007年時点で国内外累計出荷数が7000万個を突破し、IPとしての人気を確立した。初のオフィシャルショップ『たまごっちデパート』がオープンし、カラー液晶を搭載した『たまごっちプラスカラー』を発売したほか、映画化・TVアニメ化といったメディアミックス展開を拡大した。
 

 

【第四次ブーム(2024年)】
“平成レトロブーム”や“平成女児売れ”ブームが追い風となり、初代『たまごっち』の欧米版である『Original Tamagotchi』が日本国内で発売された。2023年には初のWi-Fi搭載機『Tamagotchi Uni』を全世界同時発売した。この結果、関連グッズを含む全世界売上推移は、2019年時と比較して5年で約7倍になった。

  

30周年イヤーの施策として、2025年11月22日よりハラカドに常設店舗『たまごっち ふぁくとり〜!』がオープンする。『たまごっち ふぁくとり〜!』では物販に加え、ミニフィギュアを専用ボトルに詰める「みにたまつめほ〜だい!」などの体験コンテンツを提供する予定である。また、2026年1月7日〜2月2日には六本木ミュージアムにて『30周年記念 大たまごっち展』を開催する。

 

(C)BANDAI

株式会社バンダイ
http://www.bandai.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社バンダイ
設立
1950年7月
代表者
代表取締役社長 竹中 一博
決算期
3月
直近業績
売上高1491億5500万円、営業利益122億4100万円、経常利益134億4600万円、最終利益99億4700万円(2023年3月期)
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