エイチームHD、1月中間決算は最終益58%減の2億2900万円…大幅営業増益も暗号資産評価損3億8700万円を計上

 

エイチームホールディングス<3662>は、3月13日、2026年7月期 第2四半期累計の連結決算を発表し、売上高113億1900万円(前年同期比3.4%減)、営業利益5億9000万円(同788.9%増)、経常利益2億1500万円(同71.2%減)、最終利益2億2900万円(同58.4%減)だった。

・売上高:113億1900万円(同3.4%減)
・営業利益:5億9000万円(同788.9%増)
・経常利益:2億1500万円(同71.2%減)
・最終利益:2億2900万円(同58.4%減)
 

売上高は、デジタルマーケティング事業においてM&Aで取得した企業の売上高が計上された一方で、エイチームフィナジーの株式譲渡による連結除外や、デジタルマーケティング事業の一部既存メディア事業の減収、エンターテインメント事業におけるゲームアプリ全体の減収傾向が響き、微減収となった。

営業利益は、これらの減益要因があったものの、暗号資産価格の下落に伴う販売促進引当金繰入額の戻入が発生したため、前年同期比で大幅な増益を確保した。一方、経常利益と最終利益は、エイチームフィナジーの株式譲渡による特別利益を計上したものの、保有する暗号資産の時価下落に伴う評価損3億8700万円を計上したため、減益となった。

 

■セグメント別の動向

セグメント別の状況は以下の通りである。

【メディア・ソリューション】
売上高は79億8600万円(同4.3%減)、セグメント利益は9億7100万円(同335.5%増)となった。

売上高は、M&Aにより取得した企業の売上高が計上されたものの、エイチームフィナジーの連結除外に加え、利益確保優先の事業運営方針のもとで金融メディア事業や人材メディア事業において広告宣伝費を抑制したことにより減収となった。セグメント利益は、一部既存メディア事業で集客競争激化による広告宣伝費が増加し減益要因となったものの、暗号資産価格の下落に伴う販売促進引当金繰入額の戻入が発生したことで、大幅な増益を達成した。

【D2C】
売上高は14億3200万円(同29.0%増)、セグメント利益は9400万円(同21.8%増)となった。

化粧品ブランド『lujo』において継続利用者数が順調に増加し、売上高・セグメント利益ともに増収増益となった。前の期に続き利益確保を優先した運営方針に則り運営効率化を図ったことも増益に貢献している。

【エンターテインメント】
売上高は19億円(同8.9%減)、セグメント利益は1億9400万円(同22.2%減)となった。

ゲームアプリ全体で引き続き減収傾向にあり、売上高は減収となった。セグメント利益は、一部協業案件が外部要因により契約終了となり減益となったが、既存タイトルの効率的な運用やコスト抑制を実施し、黒字を維持した。中長期的には、グローバルのデジタル配信ゲーム市場全体をターゲットに、人気のIPと連携した展開を強化する方針である。

 

■2026年7月期の見通し

2026年7月期第1四半期の業績は、売上高245億円(同2.4%増)、営業利益9億円(同6.4%増)、経常利益9億円(同43.2%減)、最終利益6億円(同42.1%減)、EPS32.32円を見込む。株価収益率は30.4倍となる。

・売上高:245億円(同2.4%増)
・営業利益:9億円(同6.4%増)
・経常利益:9億円(同43.2%減)
・最終利益:6億円(同42.1%減)
・EPS:32.32円

【通期計画に対する進捗率】
・売上高:46.2%
・営業利益:65.6%
・経常利益:23.9%
・最終利益:38.2%

株式会社エイチームホールディングス
https://www.a-tm.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社エイチームホールディングス
設立
2000年2月
代表者
代表取締役社長 林 高生
決算期
7月
直近業績
売上高239億1700万円、営業利益8億4500万円、経常利益15億8500万円、最終利益10億3600万円(2025年7月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3662
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