マーベラス、アミューズメント事業の26年3月期決算は売上、利益が過去最高…ポケモンフレンダ&メザスタがけん引

マーベラス<7844>のアミューズメント事業が国内外で展開するポケモンキッズアミューズメントマシンの好調を背景に大きく伸長した。2026年3月期の売上高は前の期比21.7%増の127億1100万円、セグメント利益は同18.0%増の31億6800万円となり、過去最高の売上・利益を更新したとのこと。

主力タイトル『ポケモンフレンダ』は、2025年4月に「5だん」を投入したほか、稼働2年目からは「ベストタッグだん」の新弾を7月、9月、11月、2026年2月に展開。人気は引き続き高く、歴代ポケモンキッズアミューズメントマシンとして最速となる約1年7ヶ月で累計プレイ回数2億回を突破した。

前作『ポケモンメザスタ』を上回るペースでプレイ回数を伸ばしていることも明らかにしており、国内市場での人気の高さがうかがえる。

海外市場でも成長が加速した。2025年4月から『ポケモンメザスタ』の海外展開を開始し、アジアを中心に稼働地域を順次拡大。各地域で好調な稼働を記録した結果、海外売上は国内を上回る水準まで成長し、業績を牽引した。

決算説明では、アミューズメント事業全体として「売上・利益ともに海外業績が国内業績を初めて上回った」と説明しており、海外展開が本格的な成長フェーズに入ったことを印象づけた。

一方で、北米展開タイトルの一部については稼働状況が想定を下回った。このため関連する棚卸資産や固定資産について評価損および減損損失を特別損失として計上した。ただ、国内外におけるポケモン関連タイトルの好調がこれを吸収し、事業全体では増収増益を確保した。

マーベラスは、家庭用ゲームやオンラインゲームを展開するデジタルコンテンツ事業も手掛けているが、同事業は新作タイトルのヒット状況によって業績変動が大きくなりやすい側面がある。その点、アミューズメント事業は長期稼働型のキッズ向けマシンを軸に、継続的なプレイ収入を積み上げるビジネスモデルとなっており、近年は同社の安定収益源としての存在感を高めている。

特に足元では、国内ヒットに加えて海外展開も本格化しており、マーベラス全体の収益基盤を支える事業として重要性が一段と高まっているようだ。

株式会社マーベラス
https://www.marv.jp/

会社情報

会社名
株式会社マーベラス
設立
1997年6月
代表者
代表取締役社長 執行役員 照井 慎一
決算期
3月
直近業績
売上高279億6300万円、営業利益18億1700万円、経常利益18億円、最終利益8億1800万円(2025年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7844
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