ANYCOLOR、26年4月期決算は売上高29%増、営業益23%増に コマース領域が全社成長を牽引 今期は人件費増で増収減益の見込み

ANYCOLOR<5032>は、6月10日、2026年4月期の決算(非連結)を発表、コマース領域の売上増加が全社成長を牽引し、2ケタ超の増収増益を達成した。

■2026年4月期決算実績

売上高556億8100万円(前々期比29.9%増)
営業利益201億7200万円(同23.9%増)
経常利益201億9700万円(同24.6%増)
最終利益140億9100万円(同22.4%増)

VTuberグループ「にじさんじ」および「NIJISANJI EN」に所属するVTuber数は179人(前年同期比9名増)となった。また、「にじさんじオフィシャルストア」や「にじさんじFAN CLUB」などの利用の際に必要となるIDであるANYCOLOR IDは203万3000ID(同20.6%増)となった。

・ライブストリーミング
メンバーシップ、広告収益が安定的な推移を継続した一方、スーパーチャット収益は減少した。YouTubeの視聴時間は堅調に推移しており、第4四半期中ではゲーム企画への参加などが盛り上がり、視聴時間の増加に貢献した。

・コマース
大規模施策を中心に当初見通し対比で上振れで着地したものが多くあり、第4四半期全体ではにじさんじ8周年施策、にじフェス2026の事前グッズ販売、VTuberの周年施策、CDやライブBlu-rayなどの施策が売上に寄与した。

第4四半期より、棚卸資産の回転日数なども考慮しながら、会計上は一定の基準で評価損を計上する基準を導入しており、約18億円の棚卸資産評価損を計上した。

・イベント
第4四半期は「にじさんじ WORLD TOUR 2025」の追体験型公演である「Encore公演」のみを実施した。

・プロモーション
見通し開示時点では第4四半期計上を見込んでいた案件のいくつかについて計上時期が後ろ倒しになるなどにより、当初見通しから売上高は下振れでの着地となった。

■今期はレンジ予想も増収減益の見込み

2027年4月期通期の業績予想については、以下のとおりでレンジ予想ながら増収減益を見込んでいる。

VTuberの起用頻度などの面でこれまで以上に規律をもった運用を行う方針であることなどを考慮して、業績については慎重な見通し。コスト面では従業員数の増加などにより人件費関連の費用が増加する見込みであり、前期比で減益となる見通し。

売上高560億~600億円(前期比0.6~7.8%増)
営業利益180億~200億円(同10.8~0.9%減)
経常利益180億~200億円(同10.9~1.0%減)
最終利益123億2600万~136億9600万円(同12.5~2.8%減)

ANYCOLOR株式会社
https://www.anycolor.co.jp/

会社情報

会社名
ANYCOLOR株式会社
設立
2017年5月
代表者
田角陸
決算期
4月
直近業績
売上高428億7600万円、営業利益162億7900万円、経常利益162億1400万円、最終利益115億1000万円(2025年4月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
5032
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