GENDA、第1四半期決算は大幅増収も買収関連費用やのれん償却で営業益79%減 金融関連費用の増加で経常損失に ただし調整後EBITDAは増益確保

GENDA<9166>は、6月10日、2027年4月期 第1四半期の連結決算を発表し、売上高497億0200万円(前年同期比45.0%増)、営業利益2億8800万円(同79.2%減)、経常損失3億0700万円(前年同期は10億7300万円の利益計上)、最終損失7億5200万円(同2億2300万円の利益計上)だった。

・売上高:497億0200万円(同45.0%増)
・営業利益:2億8800万円(同79.2%減)
・経常損失:3億0700万円(同10億7300万円の利益計上)
・最終損失:7億5200万円(同2億2300万円の利益計上)

一方で、M&A関連費用やのれん償却などを除いたNon-GAAPベースでは、調整後EBITDAが46億1200万円(同8.0%増)となっており、引き続き事業規模の拡大が続いている。

同社は「世界一のエンターテイメント企業」を目指す成長戦略のもと、M&Aによる事業拡大と組織再編を推進。前期に買収した企業群の業績寄与が本格化したことで売上高が大きく伸びた。

ただし利益面では、英国でアミューズメント施設やホリデーパーク向け事業を展開するGENDA Playnation Entertainmentの業績が下期偏重であることに加え、M&Aによるのれん償却費や減価償却費の増加が影響した。減価償却費は30億3900万円、のれん償却額は12億0400万円に達している。

また営業外費用では、借入に伴う融資手数料や支払利息の負担など、金融関連費用も徐々に重くなってきており、経常損益が赤字となった大きな要因だった。

 

■GiGO事業は好調継続 クレーンゲームオアシスが成長牽引

主力のエンタメ・プラットフォーム事業は売上高460億5600万円(前年同期比47.8%増)、償却前営業利益ベースのセグメント利益は43億9900万円(同14.7%増)となった。

国内アミューズメント事業では、「GiGOクレーンゲームオアシス」への業態転換が奏功した。3月に転換を完了した「GiGOクレーンゲームオアシス スーパーセンタートライアル上磯」は売上高が前年同期比523%となったほか、2月開業の「GiGOクレーンゲームオアシス イオンモール桑名」は開業直後にGiGO全店舗で過去最高となる単日プライズ売上を記録した。人気IPとのコラボ施策も寄与し、既存店売上高も前年を大きく上回った。

海外アミューズメント事業も拡大を続けた。北米では組織再編により運営効率を高めるとともに、IP景品投入や業務改善を推進。欧州ではイースター休暇需要の取り込みやゲーム機追加設置施策が売上拡大に貢献した。また中国では「GiGO上海百聯ZX創趣場」を開業し、アミューズメントに加えてカフェや物販を組み合わせた複合店舗展開を進めている。

 

■カラオケ、外貨両替機、フォトスタジオも拡大

カラオケ事業では、音通とカジ・コーポレーションの統合による「ENNE」発足や、シン・コーポレーションとメロ・ワークスの統合など組織再編を実施。カラオケBanBanでは「400店舗祝!キャンペーン」などが集客に寄与し、既存店売上高は好調に推移した。

ツーリズム事業では、SMART EXCHANGEが展開する外貨両替機の設置台数が1000台を突破。4月末時点で前年同月比約300台増となり、インバウンド需要を追い風に成長を続けている。

ライフスタイル事業では、フォトスタジオを運営するキャラットが業績拡大に貢献したほか、新規出店も進めた。

 

■コンテンツ事業もM&A効果で増収

エンタメ・コンテンツ事業は売上高60億6600万円(前年同期比56.7%増)と大きく伸長した。一方、セグメント利益は5200万円(同40.7%減)となった。

キャラクターMD事業では、フクヤグループやアレスカンパニーが国内外のGiGO店舗向け景品供給を拡大。北米向けの日本IP景品供給も強化している。アレスカンパニーは4月単月で過去最高売上を更新した。

コンテンツ&プロモーション事業では、ギャガがアカデミー賞関連作品を配給したほか、『劇場版 ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』を北米600館超で上映。VR施設「VR BASE TOKYO」の開業や、映画.com、ディー・エイトなど買収企業も業績に寄与した。

株式会社GENDA
https://genda.jp/

会社情報

会社名
株式会社GENDA
設立
2018年5月
代表者
代表取締役会長 片岡 尚/代表取締役社長 申 真衣
決算期
1月
直近業績
売上高1707億8700万円、営業利益74億2500万円、経常利益59億7900万円、最終利益36億5500万円(2026年1月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
9166
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