個人ARGクリエイターのSIM3、謎解き/ARG/Webミステリーの制作支援ツール「YACHO」を公開…どの順番で、どこを検索させるのかを一覧で管理

個人ARGクリエイターSIM3は、6417の協賛で謎解き/ARG/WebミステリーのWebサイト制作に特化した支援ツール「YACHO」を公開した。
また、YACHOを活用した制作支援企画として、第3回「Webミステリーブートキャンプ」を開催する。

YACHOは、SIM3が開催してきたARG制作講習会のノウハウをもとに開発された、ARGに特化したWebサイト制作ツール。
一般的なホームページ作成ツールがページの見た目を作ることに向いているのに対し、YACHOはARGや調査型コンテンツに必要な進行設計を管理することに重点を置いている。

ARGは、ただWebサイトのページを作るだけでは成立しない。どの順番で情報を見せるのか、どこで検索させるのか、どの条件を満たすと次へ進めるのか、どのページが終端になるのかといった設計が必要だ。
YACHOはこうしたARG特有の制作工程を整理し、個人制作者や初級者でもWeb型の調査体験を作りやすくするために開発されたという。

YACHOの主な特徴

1. ARG全体の構造を管理


YACHOでは、ARGを構成する各ページを一覧で管理できる。 ページタイトル、URL用の名前、公開先のパス、進行条件、ページ番号、キーワード、制作メモなどを整理し、作品全体の構成を把握しやすくする。

2. フローチャートで進行ルートを可視化


ページ同士のつながりや進行ルートをフローチャート形式で確認できる。
開始ページから終端ページまでの流れ、分岐、条件による情報開示、途中で詰まる構成になっていないかなどを視覚的に確認できる。

3. 検索条件やキーワードによるページ解放に対応


YACHOではページごとに検索キーワードを設定し、1語検索・2語検索によるページ到達を設計できる。
ARGやWebミステリーでよく使われる「手がかりを見つけ、検索し、次の情報へ進む」という体験を作りやすい構成になっている。

4. プレビューと静的サイト出力に対応


制作中の内容をプレビューしながら確認、完成したコンテンツは静的HTMLとして出力できる。
公開用のHTML/CSS/JavaScriptを生成できるため、Web上で遊べる調査型コンテンツとしての公開がしやすい設計。

5. テンプレートをもとに制作を開始可能
YACHOには、標準テンプレートやサンプルテンプレートが用意されている。
空のプロジェクトから始めるだけでなく、検索条件やページ遷移の例を確認しながら制作を進めることも可能。

第3回「Webミステリーブートキャンプ」を開催

【第3回 note】https://note.com/sim/n/n111cc50c2a88

今回、YACHOの公開にあわせて第3回「Webミステリーブートキャンプ」を開催する。

本企画はWeb上で遊べるミステリーゲーム、またはWebARG形式の謎解きゲームを、参加者が約1ヶ月で企画・制作・公開まで進めることを目指す無料ブートキャンプ。
SIM3の「案件シリーズ」のようなWeb型の謎解き体験を作ってみたいが何から始めればよいか分からない、というコンテンツ制作初心者を主な対象とし、制作ノウハウ、テンプレート、Discord上でのサポートを提供する。

第1回・第2回では延べ150名以上が参加し、100作品以上のWebミステリーゲームが公開された。また、本ブートキャンプをきっかけに現在も活動を続けるARGクリエイターが続々と誕生している。
第3回では過去回の実績と知見を活かし、YACHOを活用しながら参加者がより完成まで到達しやすい運営設計を行う。

本プロジェクトはSANKYOによるコンテンツIP創出ブランド「6417」の支援のもと実施される。SIM3ではこれからも個人クリエイターによるWebミステリー制作環境の発展を目指し、ツール開発およびコミュニティ支援活動を継続していく。

第3回「Webミステリーブートキャンプ」実施概要

名称:Webミステリーブートキャンプ 第3回
主催:SIM3
協賛:6417
形式:Discordを利用したオンライン実施
参加費:無料
制作目標:10ページ程度の短編Webミステリーゲーム
使用ツール:YACHO、提供テンプレート、Cloudflare等
参加受付:企画書完成者から随時受付 7月下旬頃まで
コア期間:2026年8月1日 〜 8月7日
開発期間:2026年8月1日 〜 8月31日
リリース予定:2026年9月上旬