IP創出に挑むエンタメ企業図鑑①|ゲーム発のオリジナルIPで世界に挑む注目企業5選 Cygames、MIXI、コロプラ、ガンホー、ドリコム

ゲーム業界では近年、「ゲームを作る会社」から「IP(知的財産)を創出・育成する会社」へとビジネスモデルが進化している。

ヒットしたゲームをアニメや漫画、音楽、ライブイベント、グッズへと展開し、一つのコンテンツを長く愛されるブランドへ育てることが、多くの企業の成長戦略となっている。

こうした企業では、ゲーム開発だけでなく、マーケティングやライセンス、プロデュースなど幅広い職種が活躍している。本記事では、ゲームを起点に独自IPを生み出し、国内外へ展開している注目企業5社を紹介する。

①Cygames

◆ゲームからアニメ・音楽・リアルイベントまで 国内屈指のIP創出企業

2011年設立。モバイルゲーム市場の拡大とともに急成長し、現在では「オリジナルIPを生み出す企業」の代表格として知られている。「最高のコンテンツを作る会社」というビジョンを掲げ、ゲームだけでなく、アニメーション制作、漫画配信、音楽、ライブイベント、舞台など、多方面へIPを展開している。

代表作には『グランブルーファンタジー』『Shadowverse』『プリンセスコネクト!Re:Dive』、そして社会現象となった『ウマ娘 プリティーダービー』がある。これらは単なるゲームにとどまらず、アニメ化やコミカライズ、ライブイベント、グッズ展開などを通じて長期的なファンコミュニティを形成している点が特徴である。

採用職種もゲームプランナーやエンジニアだけではない。アニメ制作、映像クリエイター、マーケティング、IPプロデューサー、ライセンス担当など幅広いポジションが用意されており、IPビジネス全体に携われる環境が整っている。

<こんな人に向いている>
・オリジナルIPづくりに挑戦したい人
・ゲームだけでなくアニメや映像にも携わりたい人
・大規模タイトルの開発・運営を経験したい人

②MIXI

◆『モンスト』を長く育て続けるライブサービス運営のスペシャリスト

SNS事業で成長したMIXIは、現在ではエンターテインメント事業を主力とし、『モンスターストライク』を中心としたIPビジネスを展開している。同作は10年以上にわたりアップデートやイベントを継続し、映画、アニメ、コラボ企画、リアルイベントへと展開されるなど、「長く愛されるIP」の代表例となっている。

近年はスポーツ、デジタルエンターテインメント、公営競技などにも事業領域を広げているが、その根底にあるのは「ユーザーコミュニティを育てる」という考え方である。ゲームそのものだけでなく、イベントや配信などを通じてファンとの接点を増やし、IPの価値を高め続けている。

募集職種はゲーム開発に加え、データ分析、マーケティング、プロダクトマネージャーなども多い。ライブサービス運営のノウハウを学びたい人にとって魅力的な環境である。

<こんな人に向いている>
・運営型ゲームに興味がある人
・データを活用したゲーム改善に携わりたい人
・コミュニティ形成を重視するサービスづくりに関わりたい人

③コロプラ

◆モバイルゲーム時代を切り開き、新たなオリジナルIP創出に挑む

コロプラは位置情報ゲームで培った技術を基盤に成長し、その後は『白猫プロジェクト』や『アリス・ギア・アイギス』などのオリジナルタイトルを生み出してきた。近年も新規IPの企画・開発に継続的に投資し、スマートフォン向けゲーム市場で独自の存在感を発揮している。

同社の特徴は、企画段階から長期運営を見据えたゲーム設計にある。ゲームのアップデートだけでなく、キャラクターや世界観を育てることで、長く愛されるIPへと成長させることを目指している。また、VRやXR分野への投資にも積極的で、新しい技術への挑戦を続けている。

ゲームプランナー、エンジニア、デザイナーに加え、運営企画やマーケティング職の採用も多い。新規タイトルの立ち上げから運営まで幅広く経験を積める企業である。

<こんな人に向いている>
・新規ゲーム開発に挑戦したい人
・モバイルゲーム市場で経験を積みたい人
・技術と企画の両面に興味がある人

④ガンホー・オンライン・エンターテイメント

◆長寿タイトルを育て続ける運営力が強み

ガンホーは『パズル&ドラゴンズ』を中心に、ライブサービス型ゲームの運営で高い実績を持つ企業である。2012年のリリース以来、継続的なアップデートや人気作品とのコラボレーションを通じて、多くのユーザーに支持され続けている。

IP創出においては、「ヒット作を生み出す」だけでなく、「長く遊ばれ続けるコンテンツに育てる」ことを重視している点が特徴である。ゲームバランスの調整やイベント企画、ユーザー分析など、運営チームが果たす役割は大きく、ライブサービス運営のノウハウが蓄積されている。

中途採用ではゲームプランナーやエンジニアに加え、運営ディレクターやデータ分析、マーケティング職なども募集されることが多い。サービスを継続的に改善する仕事に携わりたい人に適した企業である。

<こんな人に向いている>
・運営型ゲームの経験を積みたい人
・ユーザー目線でサービス改善を行いたい人
・長期運営タイトルに関わりたい人

⑤ドリコム

◆ゲーム会社から総合IPプロデュース企業へ進化

ドリコムは、スマートフォンゲームの開発・運営を中心に成長してきた企業である。近年はゲームだけにとどまらず、出版、Webコンテンツ、映像などを含めたIP創出・育成へと事業領域を広げている。

同社は、自社IPの企画・開発に積極的に取り組む一方、他社IPを活用したゲーム開発でも豊富な実績を持つ。さらに、小説やコミックなど原作コンテンツへの投資も進めており、「ゲームを作る会社」から「IPをプロデュースする会社」への転換を進めている点が特徴である。

募集職種はゲーム開発職に加え、IPプロデューサー、事業開発、ライセンス、マーケティングなど多岐にわたる。新規事業や新しいビジネスモデルに挑戦したい人にとって魅力的な環境である。

<こんな人に向いている>
・ゲーム以外のIPビジネスにも携わりたい人
・新規事業や事業開発に興味がある人
・幅広いコンテンツビジネスを経験したい人

■まとめ

今回紹介した5社はいずれも、ゲーム開発にとどまらず、IPを長期的に創出・育成することを重視している企業である。しかし、そのアプローチはさまざまである。メディアミックスを強みとする企業もあれば、ライブサービス運営や新規事業開発を強みとする企業もある。

転職先を検討する際は、「どんなゲームを作りたいか」という視点だけでなく、「どのようなIPを育てる仕事に携わりたいか」という視点で企業を比較することが重要である。

次回は、「アニメ・総合エンタメ企業編」として、ゲーム・アニメ・グッズ・イベントまで幅広く展開するIP創出企業5社を紹介する。

<PR>エンタメ業界特化の転職支援サービス「エンターエンタ」 Cygamesの求人も公開

転職支援サービス「エンターエンタ」では、「gamebiz」の取材・情報発信を通じて蓄積してきた企業理解をもとに、事業フェーズやプロジェクト特性を踏まえたマッチングを行ってまいります。職種は、プロデューサー、ディレクター、マーケター、運営など、幅広いポジションに対応していく予定です。新たにCygamesの求人案件を多数公開いたしました。様々な職種を公開しておりますので、ぜひご覧ください。

なお、現在公開中の求人情報のほかにもハイクラス案件などの非公開求人も用意しています。

株式会社MIXI
https://mixi.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社MIXI
設立
1997年11月
代表者
代表取締役社長 上級執行役員 CEO 木村 弘毅
決算期
3月
直近業績
売上高1713億6900万円、営業利益222億5600万円、経常利益247億円、最終利益172億7000万円(2026年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2121
企業データを見る
ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
https://www.gungho.co.jp/

会社情報

会社名
ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
設立
1998年7月
代表者
代表取締役社長CEO 坂井 一也
決算期
12月
直近業績
売上高932億4200万円、営業利益50億5600万円、経常利益67億8000万円、最終利益14億700万円(2025年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3765
企業データを見る
株式会社ドリコム
https://drecom.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ドリコム
設立
2001年11月
代表者
代表取締役社長 内藤 裕紀
決算期
3月
直近業績
売上高175億4700万円、営業利益4億800万円、経常利益3億1800万円、最終利益2億1300万円(2026年3月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3793
企業データを見る
株式会社コロプラ
https://colopl.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社コロプラ
設立
2008年10月
代表者
代表取締役社長 上席執行役員 CEO 宮本 貴志
決算期
9月
直近業績
売上高259億3300万円、営業利益10億200万円、経常利益18億500万円、最終損益3億600万円の赤字(2025年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3668
企業データを見る