
松竹<9601>は、7月14日、2027年2月期 第1四半期の連結決算を発表し、売上高241億3800万円(前年同期比11.5%増)、営業利益17億2900万円(同58.5%増)、経常利益16億5100万円(同89.4%増)、最終損失2億8100万円(前年同期は15億0700万円の利益計上)だった。
・売上高:241億3800万円(同11.5%増)
・営業利益:17億2900万円(同58.5%増)
・経常利益:16億5100万円(同89.4%増)
・最終損失:2億8100万円(同15億0700万円の利益計上)
映画配給などの映像関連事業が大幅な減益となったものの、歌舞伎座や大阪松竹座、日生劇場の公演が好調に推移し、大幅な増益を達成した。最終損失になったのは演劇事業と不動産事業で固定資産除却損23億3500万円を計上したため。


■映像関連事業
映像関連事業の売上高は115億8500万円(前年同期比1.1%増)、セグメント利益は1600万円(同96.0%減)となった。
映画配給では、「映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』」が引き続き高稼働したほか、「鬼の花嫁」が好評を博した。映画興行では、「名探偵コナン ハイウェイの堕天使」が興行収入100億円を突破する大ヒットとなり、「ほどなく、お別れです」「映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城」も堅調に推移。洋画では「ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー」「プラダを着た悪魔2」が集客に貢献した。
テレビ制作では連続ドラマ「ムショラン三ツ星」「サレタ側の復讐~同盟を結んだ妻たち~」などを制作。テレビアニメでは「多聞くん今どっち!?」「正反対な君と僕」などを放送した。映像ソフト販売では「多聞くん今どっち!?」「TOKYOタクシー」が堅調だったほか、配信では「リターン・トゥ・サイレントヒル」のAmazon Prime Video独占配信や、「正反対な君と僕」の国内外での配信・権利販売が収益に寄与した。
ただ、ヒット作品が相次いだ一方で利益は大幅減となった。
■演劇事業
演劇事業の売上高は85億1600万円(前年同期比42.0%増)、セグメント利益は13億5100万円(前年同期は7400万円)と大幅な増収増益となった。
歌舞伎座では「團菊祭五月大歌舞伎」をはじめ、「三月大歌舞伎」「四月大歌舞伎」がいずれも盛況となった。新橋演舞場では「流白浪燦星 碧翠の麗城」「坂東玉三郎 特別公演」に加え、OSK日本歌劇団公演や新派・松竹新喜劇合同公演も好評だった。
大阪松竹座では閉館前最後の公演となる「御名残五月大歌舞伎」のほか、「SUPER Aぇ!卒業式。」「御名残四月大歌舞伎」が高い集客を記録。南座でも「花形歌舞伎 特別公演」「舟木一夫シアターコンサート」「歌舞伎鑑賞教室」が好評を博した。
さらに、日生劇場での「ハムレット」、巡業公演「四国こんぴら歌舞伎大芝居」、シネマ歌舞伎「曽根崎心中」「京鹿子娘二人道成寺」も好成績となり、演劇事業全体の収益を押し上げた。
■不動産事業
不動産事業の売上高は36億1200万円(前年同期比1.4%減)、セグメント利益は13億8700万円(同2.9%減)となった。
不動産賃貸では、歌舞伎座タワーなど主要物件で高い稼働率を維持。戦略的なリーシングや賃料改定、計画修繕を進め、安定した収益基盤を維持した。
まちづくり事業では、東銀座で地域初となるプロジェクションマッピングやマルシェを開催したほか、鎌倉市大船地区では商住一体型複合施設「kuguru(くぐる)」を開業し、エリア価値向上に取り組んだ。
■その他事業
その他事業の売上高は4億2300万円(前年同期比21.8%減)、セグメント損失は7600万円(前年同期は300万円の損失)となった。
劇場プログラムやキャラクター商品では、「鬼の花嫁」「最終楽章 響け!ユーフォニアム」「機動警察パトレイバー EZY」などが販売を支えた。また、「劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師 シネマコンサートの段」の物販も引き続き好調だった。
ゲーム事業では販売促進を目的に国内最大級のインディーゲームイベント「BitSummit PUNCH」へ出展した。
■2027年2月期の見通し
2027年2月期の業績は、売上高1000億円(前期比1.8%増)、営業利益37億円(同40.1%減)、経常利益35億円(同44.8%減)、最終利益22億円(同58.0%減)、EPS160.07円を見込む。株価収益率は70.3倍となる。
・売上高:1000億円(同1.8%増)
・営業利益:37億円(同40.1%減)
・経常利益:35億円(同44.8%減)
・最終利益:22億円(同58.0%減)
・EPS:160.07円
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会社情報
- 会社名
- 松竹株式会社
- 設立
- 1920年11月
- 代表者
- 代表取締役会長 会長執行役員 迫本 淳一/代表取締役社長 社長執行役員 髙𣘺 敏弘/代表取締役 副社長執行役員 武中 雅人
- 決算期
- 2月
- 直近業績
- 売上高982億4900万円、営業利益61億7300万円、経常利益63億4500万円、最終利益52億3600万円(2026年2月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9601
