平和、第1四半期決算は増収もホテル開業費用かさみ営業減益 ゴルフ事業は単価上昇で増収確保 遊技機は『L戦国乙女5』が大きく貢献

平和<6412>は、8月7日、2027年3月期 第1四半期の連結決算を発表し、売上高777億6400万円(前年同期比10.7%増)、営業利益155億7200万円(同1.5%減)、経常利益124億4700万円(同10.0%減)、最終利益79億4100万円(同10.1%減)だった。

・売上高:777億6400万円(同10.7%増)
・営業利益:155億7200万円(同1.5%減)
・経常利益:124億4700万円(同10.0%減)
・最終利益:79億4100万円(同10.1%減)

セグメント別では、主力のゴルフ事業が来場者数の減少を客単価の上昇で補い増収を確保した一方、ホテル開業費用や人件費増加などが利益を圧迫。一方、遊技機事業ではパチスロ販売が大きく伸長し、収益を大きく押し上げた。

 

■ゴルフ事業は客単価上昇で増収 ホテル開業費用などで減益

ゴルフ事業の売上高は前年同期比1.1%増の625億900万円、営業利益は同19.1%減の127億200万円となった。6月の台風や梅雨前線による降雨の影響で来場者数は前年を下回ったものの、需要に応じた価格設定の強化や各種施策により顧客単価が上昇し、増収を確保した。

収益性向上に向けた取り組みとしては、

・ 「Night Golf」の営業を4ゴルフ場追加
・ 「Cool Cart(送風機付きゴルフカート)」を2,000台増車
・ プロとラウンドできる「withGolf」の開催コース拡大
・ 公式予約サイト「ジカドリ」への誘導強化による手数料削減
・ 市場動向を踏まえたダイナミックプライシングの推進

などを進めた。

また、新規施策として「PGMホテルリゾート沖縄」が4月25日に先行営業を開始し、7月3日のグランドオープンへ向けた準備を進めたほか、6月からは「瀬板の森北九州ゴルフコース」がPGMグループへ加わり運営を開始した。

一方で利益面では、税制改正による外形標準課税の増加に加え、「PGMホテルリゾート沖縄」の営業開始に伴う費用、昇給や人事制度移行による人件費増加などが重荷となり減益となった。

 

■遊技機事業は『L戦国乙女5』がヒット 営業利益は約3倍に

遊技機事業は大幅な増収増益となった。売上高は前年同期比81.3%増の152億5400万円、営業利益は同195.1%増の40億8400万円となった。

パチンコ機では『e 86―エイティシックス―』を投入したものの、販売台数は3,000台と前年同期から2,000台減少した。一方、パチスロ機では『Lタクトオーパスデスティニー』と『L戦国乙女5 業火を穿つ宿焔の双刃』を発売し、販売台数は2万7,000台と前年同期比で1万5,000台増加した。

特に『L戦国乙女5 業火を穿つ宿焔の双刃』はホールから高い評価を受け、販売台数は2万4,000台に達し、業績を大きくけん引した。パチンコ機販売は減少したものの、利益率の高いパチスロ機の販売拡大が大幅な増益につながった。

 

■ゴルフ市場は天候影響、遊技機市場はスロットが引き続き好調

事業環境を見ると、ゴルフ市場は悪天候の影響で来場者数が減少したものの、コロナ禍以降に定着したプレー需要やインバウンド需要を背景に底堅く推移した。一方で、資材価格やエネルギーコスト、人件費の上昇によるコスト増加が続いている。

遊技機市場では、パチスロ機は人気タイトルが継続的に投入され市場環境は良好だった一方、パチンコ機は市場全体の稼働低迷が続き、ホールの新台購入姿勢は慎重さを増しているという。

 

■2027年3月期の見通し

2027年3月期の業績は、売上高2859億円(前期比10.8%増)、営業利益520億円(同19.8%増)、経常利益378億円(同12.3%増)、最終利益203億円(同73.9%増)、EPS205.83円を見込む。株価収益率は10.3倍となる。

・売上高:2859億円(同10.8%増)
・営業利益:520億円(同19.8%増)
・経常利益:378億円(同12.3%増)
・最終利益:203億円(同73.9%増)
・EPS:205.83円

【通期計画に対する進捗率】
・売上高:27.2%
・営業利益:29.9%
・経常利益:32.9%
・最終利益:39.1%

 

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