三菱UFJモルガン・スタンレー証券(MUMSS)は、2月14日付けのレポートで、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>のレーティングについて「Underperform」の継続とした。今後12ヵ月間の目標株価も1200円の据え置き。
同証券では、目標株価の設定にあたって、PER(株価収益率)を適用していたが、今回、解散価値に相当するPBR(株価純資産倍率)1倍基準に変更。さらにソーシャルゲームの台頭など事業環境の悪化を鑑み、10%割り引いたPBR約0.9倍を新基準としたとしている。現在の株価は、目標株価との乖離が約20%に達するなど割高とみているようだ。
同時に、会社側の発表した第3四半期の決算発表と取材を踏まえ、今後3カ年の業績予想を見直したという。2011年3月期の営業利益予想を210億円から80億円、2012年3月期を183億円から124億円、2013年3月期を178億円から129億円にそれぞれ減額した。第3四半期まで実績と足元の収益状況、事業環境の悪化を鑑み、ゲーム事業の営業利益予想を減額修正したため。
会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス
- 設立
- 2008年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2428億2400万円、営業利益275億4800万円、経常利益389億4300万円、最終利益280億9600万円(2023年3月期)
会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
- 設立
- 1975年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3563億4400万円、営業利益325億5800万円、経常利益415億4100万円、最終利益149億1200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9684