コムシード<3739>がこの日(11月9日)に発表した第2四半期累計(4~9月期)の連結業績は、売上高5億2100万円(前年同期比7.7%減)、営業利益1700万円(同34.7%減)、経常利益1400万円(同45.0%減)、四半期純利益1300万円(同38.6%減)だった。
減収減益となったが、同社では、一部メーカー公式サイトの終了やスマートフォンへの移行による会員減で売上が減少したことに加え、新プラットフォーム向けアプリ開発に関する先行投資的なコストが増えたため、としている。
しかし、「アントニオ猪木が元気にするパチスロ機」などスマートフォンアプリをリリースし、「Android Market」で1位を獲得したほか、ソーシャルゲーム「eden*学園恋物語」のコンテンツ拡充に取り組んだ。公式サイトの収益源を徐々に補いつつあるようだ。
■2012年3月期の見通し
2012年3月期は、売上高11億円(前期比2.8%増)、営業利益5000万円(同0.2%減)、経常利益4700万円(同5.9%増)、当期純利益4000万円(同72.6%増)を見込む。
同社では、引き続きソーシャルメディアやスマートフォンへの対応を強化し、収益力の強化を図っていく方針。ワークジャムより譲り受けたソーシャルゲーム 「不思議の森のパン工房」を展開するほか、パチンコ・パチスロなどのスマートフォンアプリをリリースするとのこと。