今回からアクセスランキングを再開する。サーバー移管を行った際、ランキング集計を行うプラグインが止まってしまったため、記事として再開することにした。12月12日~16日の「ソーシャルゲーム情報」では、掲載した記事本数は110本だった。アクセスを集めた記事は以下のとおりとなった。
第1位は、「【AppStoreランキング】ゲームトップセールス(12月11日版)…グリーが5タイトルランクイン」だった。グリーのiPhoneアプリについては非常に好調のようで、ランキングのシェアもいまやトップとなっている。同社のタイトルリリースや動向についての業界の関心は非常に高いようである。「ハコニワ」など、新規コンテンツのダウンロード状況も良好に推移しており、同社のゲームの作り方や運営手法、プロモーション手段なども他社にとっては大いに研究する価値があるように思われる。
第2位は、「ザッパラス、楽天からプロフィールサイト「前略プロフィール」を取得」だった。これについては、発表された当日に報じているメディアが少なかったことも一因であろうと思われる。ザッパラスが「前略プロフィール」を既存の占いサービスなどとどう連携させていくかも注目点になるのだろうか。
第3位は、「フィーチャフォン版GREEランキング(12月10日版)…「ドラゴンリーグ」が全体7位」だった。「ドラゴンリーグ」がGREEランキングで過去最高の7位に入った。本作は、チームでリアルタイムバトルが楽しめるRPGで、内緒の話だが、記者もかなりはまっている。バトル中は膨大なトラフィックが発生するため、サーバーダウンや不具合などが起こりやすいようで、この週はトラブルが頻発していた。バトル系ゲームの一つの方向性を示した革新的なタイトルと評価しているが、トラフィックの問題は大きな課題のようである。
このほか、第4位「EAとgumiのGREE『FIFA ワールドクラスサッカー』の登録会員数が100万人突破」や、第6位「本日上場のネクソン、第3四半期決算を発表…売上高654億円、営業利益288億円」、第8位「サイバーエージェント、「Amebaモバイル」の人気ゲーム3タイトルをスマートフォンで提供開始」など注目すべきニュースの多い週であったように思われる。
もうひとつは、ソーシャルゲーム雑誌の発売ラッシュでもあった。「アスキー・メディアワークス、「電撃」ブランドのソーシャルゲーム専門誌「電撃ゲームアプリ」を発売」や「エンターブレイン、『ファミ通Mobage Vol.3』を発売」、「コスミック出版、ソーシャルゲーム専門誌『Appli Fan』を創刊」などがある。12月21日に「アプリスタイル」が発売されるが、把握している限り、ソーシャルゲームの専門紙は4媒体となった。これからも出てくると予想されるが、ソーシャルゲーム専門誌に対するSAPの姿勢にも少しずつ変化の兆しが出てきたように思える。来週末には各媒体の特徴のまとめや、SAPにとっての意義を考えてみたい。