サイバーエージェント<4751>の第1四半期(10-12月期)の連結業績を発表し、11%増収・40%経常増益を達成した。「アメーバピグ」などの課金・広告収益の好調だったAmeba関連事業が全体の収益拡大をけん引したほか、FX事業の収益回復も収益を押し上げた。
業績は、売上高321億4600万円(前年同期比11.7%増)、営業利益49億1500万円(同38.1%増)、経常利益48億8800万円(同40.0%増)、四半期純利益20億5400万円(同39.7%増)だった。
■セグメント別の状況
Ameba関連事業は、売上高60億8300万円(前年同期比70.2%増)、営業損益19億5800万円(同86.9%増)だった。アメーバピグ等の課金と広告収入が拡大した。Amebaの2011年12月のPV数は328億PV(前年同月195億PV)となり、会員数は2002万人(前年同月1292万人、710万人増加)となった。
メディア関連事業は、売上高95億1200万円(同6.2%増)、営業利益9億0900万円(同0.8%増)だった。ソーシャルゲーム事業が拡大したが、利益水準は前年並みとなった。
広告代理店事業と新規事業を立ち上げるネットビジネス総合事業は、売上高166億4100万円(同1.1%増)、営業利益10億1900万円(同10.2%減)だった。人員の異動や技術者の採用の強化など新規事業立ち上げに注力した。費用が先行する形となったようだ。
FX事業は、売上高20億2700万円(31.7%増)、営業利益10億9700万円(106.9%増)となった。2011年8月よりレバレッジ規制が強化されたものの、口座開設数や預り資産が堅調に増加した。
投資育成事業は、売上高5300万円(163.8%増)、営業損益6900万円の損失計上(同5600万円の損失計上)だった。保有株式の売却などを行った。
■2012年9月期の見通し
2012年9月期は、売上高1300億円(前期比8.7%増)、営業利益170億円(同18.5%増)、経常利益167億円(同18.3%増)、当期純利益85億円(同16.1%増)を見込む。
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751