さくらインターネット<3778>は、石狩データセンターの建設計画を一部変更し、その施工を行うと発表した。
2010年6月21日に発表した建設計画では、第1期工事でデータセンター1棟(建築面積3850㎡、延床面積6325㎡)を建設する予定であったが、変更した計画では2棟を同時に建設する。これにより、データセンターの建築面積は7116㎡、延床面積は1万1417㎡となる。
同社では、変更の理由について、データセンターの着工から竣工まで機器導入に比べて長い期間を要することや、北海道の気候条件から冬期着工が困難であること、機器に比べて経年劣化や陳腐化の恐れが少ないことなどから、将来の需要を先取りして建物を建設しておくことが妥当と判断した、としている。
石狩データセンターは、初期ラック数は約200台を予定しており、将来的には8棟合計4000ラックと国内最大のデータセンターとする計画だ。クラウドサービスに最適化されており、寒冷立地の郊外型大規模データセンターになる。
なお、建物の工事は、大成建設が行い、2011年10月に建物の引き渡しが行われる予定。石狩データセンターの建築工事費は32億1000万円で、みずほ銀行などから総額23億円・期間7年の借り入れによる資金調達を行う。
会社情報
- 会社名
- さくらインターネット株式会社
- 設立
- 1999年8月
- 代表者
- 代表取締役社長兼最高経営責任者 田中 邦裕
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3778