主要なゲーム・インターネット企業の決算発表(2月6日)…メンバーズ、アイレップ、インプレスなど

2月6日に発表された主要なインターネット関連企業の業績ダイジェストは以下のとおり。   ■メンバーズ<2130>の第3四半期累計(4-12月期)の連結と上方修正 売上高32億7800万円(前年同期比1.6%増)、営業利益1億5300万円(同113.2%増)、経常利益1億7900万円(同152.9%増)、四半期純利益1億7700万円(同71.5%増)だった。 広告売上は減少したものの、ソーシャルメディアマーケティングなど制作・運用サービスの売上が前年同期比20.3%増となるなど好調に推移した。制作・運用の内製化にも取り組んだことで採算性も改善した。 2012年3月期の見通しを上方修正し、売上高47億0200万円(前回予想と変わらず)、営業利益1億7100万円(同)、経常利益1億9500万円(同1億6900万円)、当期純利益1億9200万円(同1億6600万円)とした。   ■GMOアドパートナーズ<4784>が2011年12月期の連結業績予想を上方修正 売上高122億5300万円(前回予想115億円)、営業利益3億3500万円(同2億7500万円)、経常利益4億3000万円(同3億4000万円)、当期純利益2億3800万円(同2億円)とした。 同社では、メディアレップ事業の売り上げが好調に推移した他、匿名組合投資利益が計上されたことが主な要因としている。修正率は、営業利益21.8%増、経常利益26.5%増、当期純利益19.0%増となった。   ■アイレップ<2132>の第1四半期連結(10-12月期) 売上高78億8900万円(前年同期比113.1%増)、営業利益1億7200万円(同67.5%増)、経常利益1億7700万円(同61.7%増)、四半期純利益1億円(同55.3%増)だった。 同社では、リスティング広告やSEOを中心としたSEM関連サービスの受注が堅調だったようだ。スマートフォン向けアドネットワーク関連の取り扱いも伸びた模様。 2012年9月期は、売上高301億5000万円(前期比20.7%増)、営業利益8億5800万円(同13.1%増)、経常利益8億6000万円(同12.1%増)、当期純利益4億4200万円(同3.6%増)を見込む。   ■インプレスホールディング<9479>の第3四半期累計(4-12月期)の連結 売上高89億0300万円(前年同期比29.9%減)、営業利益4億7800万円(同53.9%減)、経常利益4億1000万円(同57.5%減)、四半期純利益4億9800万円(前年同期5億8100万円の赤字)だった。 子会社であった医療セグメントのディカルトリビューンが連結から除外されたことに伴い、売上、利益は大幅なマイナスとなった。さらに、震災の影響でITセグメントの広告収入が減少したうえ、刊行タイトルの減少などにより出版売上も低迷した。 2012年3月期は、売上高110億円(前期比27.4%減)、営業利益1億4000万円(同74.7%減)、経常利益1億円(同80.7%減)、当期純利益2億円(前期12億4600万円の赤字)を見込む。   ■コーエーテクモHD、無双シリーズ好調で第3四半期は18億円の営業黒字に転換…ソーシャルゲームも寄与   ■ゲームオン、2011年12月期決算を発表…特損減少で純利益は452%増   ■日本アジア投資、第3四半期はIPO市場低迷で11億円の営業赤字に転落   ■ガイアHD、2011年12月期の純利益予想を8.6倍に上方修正…負ののれん発生で