KLab<3656>は、本日(4月13日)、第2四半期累計(2011年9月~2012年2月期)の連結を発表し、売上高が前年同期比3.8倍、営業利益13.6倍と大幅な増益を達成した。ソーシャルゲームが引き続き好調に推移したことが主な要因だった。第1四半期決算の発表時に公開した業績予想を上回った。
同社の発表した第2四半期業績は、売上高76億4200万円(前期比3.8倍)、営業利益21億0600万円(同13.6倍)、経常利益21億0900万円(同13.8倍)、四半期純利益12億2400万円(同15.4倍)だった(前年との比較は参考値)。
セグメント別の状況は以下のとおり。
■ソーシャル事業は、売上高68億1100万円、セグメント利益29億0200万円だった。人気タイトルのマルチプラットフォーム展開を行ったことが奏功した模様。
「キャプテン翼~つくろうドリームチーム~モバイル」や「恋してキャバ嬢GP」がサービス開始後順調に売上も拡大し続けているほか、「覚醒進化!戦国バスター改」も順調に拡大しているという。
また、新作ソーシャルゲーム「神壊のレクイエム」も今後の売上への貢献が期待されるほか、「真・戦国バスター for iPhone」もApp Storeトップセールス1位を獲得した。
■SI事業は、売上高6億2800万円、セグメント利益3億2300万円だった。モバイル公式コンテンツのインフラ運用で安定した売上を計上しているほか、大手芸能事務所ポータルサイトのiPhone対応アプリやAndroid対応アプリ開発などを中心に受託開発した。
■クラウド&ライセンス事業は、売上高2億0200万円、セグメント利益4400万円だった。携帯メール配信エンジン「アクセルメール」の利用企業数が7000社、利用店舗数が3万店を超えるなど計画を上回った。ただ、ホスティングサービスは、ソーシャルアプリプロバイダー側の売上減少が影響し、徐々に規模を縮小している。
■第3四半期の業績見通し
第3四半期の業績は、売上高117億4200万円、営業利益30億0600万円、経常利益30億1000万円、四半期純期利益17億5500万円を見込む。第3四半期会計期間の数字は減益となる見通し。
引き続きソーシャルゲームに注力する。国内では、ユーザーあたりの課金額や課金率が高く、高い収益性が見込まれるジャンルのゲームに新作タイトルを集中することにより収益の最大化を目指すとともに、海外に向けての対応としては、海外専任部隊の組織化や、スマートフォンアプリの提供などを行っていく。
会社情報
- 会社名
- KLab株式会社
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3656