ジャフコ、2012年3月期は純利益162%増…IPOや売却案件の増加で

ジャフコ<8595>がこの日(4月23日)に発表した2012年3月期の連結決算は、売上高198億0400万円(前期比30.8%増)、営業利益20億8600万円(同26.7%減)、経常利益36億2000万円(同13.1%増)、当期純利益61億0600万円(同162.2%増)だった。     売上高については、期末にかけてIPO市場が復調したことに伴い、投資先のIPO件数が前の期の9社から20社に増加したことに加え、米国やアジアでの投資先のM&Aやバイアウト投資先の売却が寄与したことが主な要因だった。 また、成功報酬返戻引当金を計上したために営業減益となったものの、投資先からの配当収入が伸びたため、経常利益は増益となった。当期純利益については、経常利益の増加に加え、保有していた野村土地建物株式の売却益を計上したことによる。 なお、2013年3月期の業績予想は非開示。国内・海外の株式市場や、新規上場市場の影響を強く受け、収益水準の振幅が大きくなるため、業績予想を合理的に行うことは困難なため。