ソネットの2012年3月期は営業益20%増の100億円…エムスリーとモバイルゲーム好調で

ソネットエンタテインメント<3789>は、本日(4月26日)、2012年3月期の連結決算を発表し、売上高が前期比5.4%増の953億円、営業利益が同20.8%増の100億円、経常利益が同30.6%増の105億円、当期純利益が同10.6%増の40億円となった。 同社では、ソーシャルゲームなどモバイルゲームや子会社エムスリーの収益が好調に推移したことに加え、オンラインゲームの構造改革によるコスト削減が寄与したため、としている。     セグメント別の状況は以下のとおり。 ■ネットワーク事業は、売上高が同1.0%減の637億円、営業利益が同19.7%減の43億円となり、減収減益となった。ブロードバンド新規会員獲得が好調に推移したが、ブロードバンドサービスで回線料金とISP料金を請求する方式からISP料金のみを請求する方式に変更したことや、震災の影響で課金開始に遅れが生じた。 ■メディア・エンタテインメント事業は、売上高が同22.6%増の295億円、営業利益が同49.7%増の81億円となった。同事業の会社全体の売上に占める割合は27.2%から31.7%に上昇した。子会社エムスリーと、モバイルソーシャルゲームなどが好調に推移した。オンラインゲームが構造改革によるコスト削減も奏功した。   ■2013年3月期の見通し 2013年3月期は、売上高が前期比7.1%増の1000億円、営業利益が同33.0%増の133億円、経常利益が同31.4%増の139億円、当期純利益が同43.2%増の58億円を見込む。