アドイノベーション社(代表取締役社長:石森 博光氏)が主催した『第1回Androidアプリのプロモーション&マネタイズ勉強会(2012/05/28)』は大変好評だった模様。注目の講演の中でとりわけアプリパブリッシャーから反響が大きかったのがポッケ社牛山マーティン氏によるAndroidとiOSのマネタイズ比較だった。(「アプリ内課型金占いAndroidアプリのマネタイズ状況とこれからの戦略」)
※ポッケ社はiOS及びAndroidにおいて占いネイティブアプリを中心に提供している有力パブリッシャーである。そのダウンロード総数は200万ダウンロードを超え業界をリードしている。
講演はなぜ、反響が大きかったのか。それは、
「はっきりと言えることですがAndroidのビジネス、うまく行っています。」(牛山マーティン氏)
という言葉が詳細なKPIの開示とともに披露されたからだ。そこで当記事では、アドイノベーション社とポッケ社に資料公開の協力を得、資料のハイライトをお届けする。最新トレンドを通じて読者に新たな市場観が醸成されることを期待したい。
【『新宿の母』配信1か月後のiOS/Androidにおけるダウンロード・売上比率】
「配信当初は市場で言われている印象と同じくやはりAndroidは儲からないと思いました。」(牛山マーティン氏)【9か月間の推移。iOS/Androidにおけるダウンロード・売上比率】
「9か月たった今、なんとAndroidがiOSを売上で上回っています。」(牛山マーティン氏)【9か月後の。iOS/Androidにおける主要KPI比較。購入課金軸の比較】
「KPIを比較しても遜色ありません。Androidのほうが高額課金の購入率が高い傾向も認められたのは収穫でした。」(牛山マーティン氏) など、勢いを感じさせる言葉がよどみなく出てきた。 最後に結論と、まとめ。 課題となるのは、”リリース初期のダウンロード数をどう確保するのか”と位置付けた。 解決策として、リリース初期のプロモーションに何をポッケ社はやっているのか、それについては牛山マーティン氏の作成した全スライドに譲りたい。 http://www.slideshare.net/martinushiyama/android-13188319 『アプリ内課型金占いAndroidアプリのマネタイズ状況とこれからの戦略』 (株式会社ポッケ 牛山マーティン氏作成) ■記事作成協力 アドイノベーション株式会社(http://adinnovation.co.jp/) 株式会社ポッケ(http://www.pocke.co.jp/) 【執筆者紹介】 小原 聖誉 2001年からモバイルゲーム業界に携わり、ゲームポータルの立ち上げを経て、ゲームを中心としたモバイルコンテンツ企業の収益向上支援ビジネスを手掛けている。 GooglePlay研究所Twitterアカウント:https://twitter.com/#!/GooglePlayBiz Facebookアカウント:https://www.facebook.com/masashige.obara会社情報
- 会社名
- 株式会社ポッケ
- 設立
- 2009年3月