ティー・ワイ・オー(TYO)<4358>の第1四半期(8-10月期)の連結業績は、売上高47億5100万円(前年同期比22.7%減)、経常利益1億6400万円(前年同期1500万円の赤字)、四半期純利益7900万円(同2億6200万円の赤字)となり、黒字転換に成功しました。
同社では、円谷プロダクションとデジタルフロンティアが連結から除外されたことの影響で、売上高が22%を超えるマイナスとなったものの、TV-CM事業が好調に推移したことと、コスト削減策が奏功した、としています。また、特別損失として、オフィス統合などで発生した、固定資産除却損3400万円を計上したものの、純利益でも黒字を確保しました。
好調だったTV-CM事業については、広告主の広告宣伝費削減の動きが一段落する一方、コンプライアンスを重視する広告主が増加しつつあるため、信用度の高い大手制作会社に案件が集中する傾向が出ている、とのこと。そうしたなか、同社は、大手の一社として営業活動を展開し、受注が好調に推移したそうです。
7月通期は、売上高230億円(前期比13.2%減)、経常利益6億3000万円(同7.8%増)、当期純利益3億5000万円(前期3億2200万円の赤字)を見込んでいます。