ソネットの第1四半期は営業益30%増…ISPの収益改善とエムスリーの伸長で

ソネットエンタテインメント<3789>は、本日(8月1日)、第1四半期(4~6月期)の連結決算を発表し、売上高238億円(前年同期比5.3%増)、営業利益29億円(同30.2%増)、経常利益36億円(同26.2%増)、四半期純利益16億円(同5.2%増)だった。     メディア・エンタテインメント事業の子会社エムスリーの収益が伸びたことに加え、ISPサービスを提供するブロードバンド会員の増加に伴う限界利益の増加と獲得費の削減が奏功したとしている。純利益は5%の増益のとどまっているが、これは前年同期に投資有価証券を売却したことと、連結子会社の固定資産を一部減損処理したため。 セグメント別の状況は以下のとおり。 ■ネットワーク事業の売上高159億円(同1.3%減)、営業利益15億円(同38.4%増)だった。ブロードバンド新規会員獲得が好調に推移したが、引き続き従来のISP料金と回線料金をパックにして請求するコースからISP料金のみを請求するコースへの変更が進み、売上は微減となった。またブロードバンド会員の増加に伴う限界利益の増加と、獲得費の減少により、営業利益は大きく伸びた。 ■メディア・エンタテインメント事業は、売上高79億円(同21.6%増)、営業利益21億円(同21.2%増)だった。子会社エムスリーの業績が好調に推移したことにより、20%を超える増収・増益となった。       ■2013年3月期の見通し 2013年3月期は、売上高1000億円(前期比7.1%増)、営業利益133億円(同33.0%増)、経常利益139億円(同31.4%増)、当期純利益58億円(同43.2%増)を見込む。