ゲームソフトの受託開発を行うエイティング<3785>は、本日(8月8日)、第3四半期累計(10-6月期)の連結決算は、売上高16億9000万円(前年同期比6.1%減)、営業利益1億9300万円(同41.6%減)、経常利益1億9600万円(同40.3%減)、四半期純損益1億1100万円の赤字(前年同期1億6900万円の黒字)だった。
■開発の遅れやモバイル関連の先行投資で
主力のゲームソフト開発事業は、売上高12億9300万円(同23.1%減)、営業利益5億5900万円(同9.2%減)だった。開発着手の遅れにより売上がマイナスとなるとともに、人員の余剰が発生し原価増となったが、開発業務の内製化と早期の受注確定に向けて対応しているとのこと。
またモバイルコンテンツ開発については、売上高が約3.4倍の3億9700万円と大きく伸びたが、営業損失は8400万円と前年同期の2200万円から拡大。SNSコンテンツの需要拡大に対応するため、開発体制の拡充など先行費用が発生した。
なお、純損益の赤字については、オンラインゲームの開発・配信を中止することに伴い、開発を進めていたオンラインゲームを特別損失として計上したことによる。
■2012年9月期の見通し
2012年9月期は、売上高23億7100万円(前期比8.2%増)、営業利益3100万円(同85.1%減)、経常利益3100万円(同85.0%減)、当期純損益2億8200万円の赤字を見込む。従来予想からは変更なし。