ドワンゴ<3715>は、本日(8月9日)、第3四半期(2011年10月-2012年6月期)の連結決算を発表し、売上高269億1600万円(前年同期比2.3%増)、営業利益7億3600万円(同62.0%減)、経常利益6億9800万円(同61.8%減)、四半期純損益2億2000万円の赤字(前年同期12億4400万円の黒字)だった。
携帯電話向けの楽曲配信サービスは、会員数の減少に伴う収益の落ち込みに加え、4月に開催した「ニコニコ超会議」や「ニコニコファーレ」などの費用がかさんだことが主な減益要因となった。最終損益は赤字となったが、これは投資有価証券評価損を計上したことによる。
その一方、「ニコニコ動画」を中心とするポータル事業は、プレミアム会員数が3月末の159万人から6月末には169万人に、モバイルの会員数も同737万人から757万人に順調に伸び、売上高は42.2%増の101億9400万円、セグメント利益は同149.6%増の8億9100万円だった。
また、家庭用ゲームソフトについては、新作「CONCEPTION 俺の子供を産んでくれ!」や「喧嘩番長Bros.トーキョーバトルロイヤル」が寄与した。
■2012年9月期の見通し
2012年9月期は、売上高360億2000万円(前期比5.0%増)、営業利益10億6000万円(同36.6%減)、経常利益10億2000万円(同30.8%減)、当期純利益ゼロを見込む。