モーニングスター、エイチアイを「弱気」に-進ちょく率がやや低い

モーニングスターは、3月22日付けのレポートで、エイチアイ<3846>の投資判断について「弱気」とした。 会社側の発表した第3四半期累計(2010年4-12月期)の連結業績は、売上高が前年同期比19%減の13.2億円、営業損益が1.2億円の赤字(前年同期0.27億円の赤字)となり、減収・赤字幅拡大となった。 家電など携帯電話以外からのライセンス収入が本格化したものの、前年同期に計上された3Dエフェクトライブラリの大型案件の売上が剥落したことなどが主な要因。ただ、アバター関連サービスやサービスプラットフォームの受託が順調だったほか、ゲームコンテンツについては受託開発の契約が増加した、とのこと。 3月通期予想は、売上高22.6億円(前期比0.2%増)、営業利益0.7億円(同2.7%増)で変更はないが、モーニングスターでは、売上高の通期計画に対する進ちょく率は58.5%と、第4四半期に収益が偏重することを考慮してもやや低い水準にあると評価している。家電など携帯電話以外の顧客開拓は順調に進んでいる模様としながらも、収益の柱になるには時間がかかると見ているという。