ジョルダン、グルメぴあネットワークを3億3000万円で買収…「乗換案内」との連携強化

ジョルダン<3710>は、本日(9月5日)、飲食情報サービスを提供するグルメぴあネットワークを買収すると発表した。NMC 2002 L.P. より全株式(3万4200株)を3億3000万円で取得する。

ジョルダンは、公共交通機関の経路検索サービス「乗換案内」の提供を主要事業としているが、グルメぴあネットワークの飲食店情報サービスとの補完性が強く、大きなシナジーが見込めると判断した、としている。グルメぴあネットワークの業績推移は下表のとおりだが、両社が連携を強化することで、双方の収益が伸ばせると見ていることだろう。

「乗換案内」と飲食店情報と有機的に連携して、充実したサービスが提供できるだけでなく、新たなサービス提供も可能になる、としている。とりわけモバイル版「乗換案内」で大きな利用者数基盤とトラフィックの獲得に成功しており、グルメぴあネットワークの飲食店や法人顧客のネットワークを活かして収益化を目指す。乗換案内で検索すると、周辺の飲食店情報が表示されたり、逆に飲食店情報から路線検索ができるといったことを想定しているものとみられる。

なお、買収資金は自己資金で賄う予定。株式の引渡し期日は9月10日の予定。