D2Cは、本日(10月18日)、スマートフォンとフィーチャーフォンの利用動向調査を実施した。全国の15歳~69歳の男女、携帯電話・PHS・スマートフォン所有者3096名を対象に、8月、PCインターネットによるアンケート調査を行った。
■スマートフォン比率は36.4%に
まず、スマートフォンユーザの比率は36.4%となり、2月調査の25.5%から10.9ポイント増加した。所有パターン別に見ると、スマートフォンのみが31.0%、スマートフォンとフィーチャーフォンを併用が5.4%、フィーチャーフォンのみが63.6%だった。2月調査と比較すると、スマートフォンのみが19.0%から12.0ポイント増加し、スマートフォンとフィーチャーフォンを併用が6.5%から1.1ポイント減少した。
スマートフォンユーザーの性年代構成を見ると、女性の比率が42.%%と2月時点から1.8ポイント増加し、このなかでも「女性30-39歳」が2.7ポイントともっとも増加した。スマートフォンユーザーの職業構成は、2月調査時点から「専門・大学生」で2.2ポイント、「専業主婦」が1.9ポイント、それぞれ増加した。
■主要スマートフォンサイト/アプリの利用状況
スマートフォンユーザーにサイトやアプリの利用状況を聞いたところ、「Google」の利用者計が85.8%ともっとも高く、続いて「Yahoo!Japan(76.8%)」、「通信事業者のポータルサイト(55.1%)」、「Twitter (47.3%)」、「LINE(47.3%)」、「Facebook(46.4%)」の順だった。また、「1日に10回以上」利用するという回答では、「LINE」が9.5%と最も高かった。
このほか、「Mobage」の利用は20.4%(月20.0%)で、平均週13.8回起動する(同17.1回)となり、「GREE」の利用者数は19.9%(同18.6%)で、利用回数は週11.0回(同12.7%)だった。このほか、「mixi」が38.6%、「Ameba」が27.8%となった。
■スマートフォンによるPCサイトとスマートフォンサイトの閲覧に関する意識
スマートフォンユーザに、スマートフォンでPCサイトを閲覧した印象と、スマートフォンサイトを閲覧した印象について、それぞれのサイトの参考画像を提示した上で聞いたところ、「情報量が多い(67.3%)」、「必要な情報が揃っている(60.5%)」、「情報が探しやすい(36.2%)」の順で、PCサイトのほうがあてはまるとした回答者が多く、PCサイトでは、情報に関する満足度が高い傾向があった。
一方、「クリックしやすい(64.0%)」、「見やすい(59.1%)」、「画像が見やすい(52.5%)」の順でスマートフォンサイトのほうがあてはまるとした回答者が多く、スマートフォンサイトでは、操作性や見やすさといった面に関する満足度が高かった。
またスマートフォントでPCサイトを閲覧した際の不満は、「文字が小さすぎて見にくい(69.2%)」、「指先で画面の拡大・縮小をするのが面倒(56.1%)」、「間違ったところをクリックすることがありストレスを感じる(52.7%)」の順に高かった。一方、「とくに感じることはない」と回答したのは10.8%で、9割近くがスマートフォンによるPCサイトの閲覧に何らかのストレスや不満を感じていた。
■コミュニケーションツールの利用状況
「普段利用しているコミュニケーションツール」、「最もよく利用するコミュニケーションツール」については、スマートフォンユーザーは、「無料のEメール<Gmailなど>(67.7%)」、「通信事業者(NTTドコモ、au、ソフトバンクモバイル、)のEメール(61.1%)」、「LINE(37.5%)」の順だった。
一方、フィーチャーフォン利用者では、「無料のEメール<Gmailなど>(57.1%)」、「通信事業者(NTTドコモ、au、ソフトバンクモバイル、)のEメール(51.2%)」、「その他個人のEメール(26.5%)」となった。
スマートフォンユーザーは、フィーチャーフォンユーザよりも各ツールで高い利用率となっている傾向が見られた。特に「LINE」は35.4ポイント、「Facebook」は19.8ポイント、「Twitter」は15.1ポイントで、スマートフォン利用者の利用率がフィーチャーフォンユーザの利用率を上回っていた。
会社情報
- 会社名
- 株式会社D2C
- 設立
- 2000年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 高田 了/代表取締役副社長 新谷 哲也
- 決算期
- 3月