サイバーエージェント<4751>は、この日(10月25日)、2012年9月期の決算説明会資料を開示し、7-9月期のSAP事業の売上高が100億円の大台を突破し、なんと114億6900万円になったことを明らかにした。前年同期比で6.2倍、前四半期比(4-6月期比)で54.8%増となり、4-6月期に続いて大幅な成長を達成したことになる。
■成長続く国内SAP事業
内訳を見ると、Cygamesやアプリボット、サムザップ、CyberXなどを中心とする国内SAP事業の売上高は、93億4900万円だった。前年同期比5.4倍、前四半期比では40.5%増となる。グループ全体で月商31億円となる。ソーシャルゲーム市場の伸び悩みが指摘される昨今だが、引き続き成長を続けるなど圧倒的な強さを示したといえよう。
「神撃のバハムート」と「アイドルマスターシンデレラガールズ」を中心に、「聖闘士星矢 ギャラクシーカードバトル」、「戦国サーガ」、「烈火の炎 BURNING EVOLUTION」、「不良道」、「レジェンドオブモンスターズ」、「メジャーリーグオールスターズ」、「NBA 2K ALL★STARS」などヒットタイトルが寄与したようだ。
■急成長する海外SAP事業
国内だけでなく、海外市場も大きく伸びた。海外市場の売上高は、21億2000万円だった。前年同期比14.6倍、前四半期比2.8倍となる。月商7億円となる。「Rage of Bahamut」が原動力とみられるが、それに加えて1ヶ月程度だが「LEGEND OF THE CRYPTIDS」なども寄与したものとみられる。
次の四半期(10~12月期)では、アジア圏でも配信を開始した「Rage of Bahamut」に加えて、8月にリリースされた「LEGEND OF THE CRYPTIDS」や「MLB STARS COLLECTION」などの注目タイトルも収益貢献してくるものとみられる。今後の海外事業はさらに伸びが期待されよう。
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751