1月7日付けの日本経済新聞夕刊は、「なるほどフォト」で映像制作を手掛けるディレクションズの長江努代表とアーティストの間瀬実郎氏が共同開発した「i3DG」を取り上げている。
報道によれば、iPhoneの画面に透明なフードを取り付けるだけで3D映像が楽しめるようになる、というもの。3分割したディスプレーにそれぞれ違う画面を映し、3枚の鏡を使って画像を重ね合わせることで立体映像が現れるという。
対応する動画は、市販の動画編集ソフトで制作でき、アイデア次第で自由な表現が可能になるとのこと。立体写真が簡単に作れるアプリも開発中で、さらに他の端末への対応も行う。2011年中ごろに発売する予定。
なお、ディレクションズによれば、3Diは、2010年度文化庁メディア芸術祭・エンターテインメント部門に入選しており、1月下旬から開催されるロッテルダム国際映画祭にも出展するようだ。
紹介サイト: http://i3dg.mobi/ (ただし、iPhoneとiPod touchのみ閲覧可能)