任天堂、2013年3月期の経常益予想を上方修正…年末商戦予想下回るも為替の円安で

任天堂<7974>は、本日（1月30日）、2013年3月期の連結業績予想を修正し、売上高6700億円（前回予想8100億円）、営業損益200億円の赤字（同200億円の黒字）、経常利益2000億円（同100億円の黒字）、当期純利益140億円（同60億円）とした。売上高と営業利益を下方修正、経常利益、当期純利益を上方修正した。     同社では、年末商戦の販売動向と、その後の状況を踏まえた結果、売上高が想定を下回る見込みとなった、としている。経常利益と純利益を上方修正したが、為替が円安となったことにより、前提となる為替レートを1USドル＝80円から90円に、1ユーロ100円から120円に修正したことによる。   ■4～12月期は最終黒字に 同時に発表した第3四半期（2012年4～12月期）の連結決算は、売上高5430億円（前年同期比2.4％減）、営業損益58億円の赤字（前年同期164億円の赤字）、経常利益227億円（同660億円の赤字）、四半期純利益145億円（同483億円の赤字）だった。     主要なハードウェア関連の情報は以下のとおり。 「ニンテンドー3DS」は、ハードウェア全体の販売台数は1271万台（同11.2％増）、ソフトウェアの販売本数は3956万本（同41.1％増）だった。『New スーパーマリオブラザーズ2』が全世界合計で596万本の販売を記録し、『とびだせ どうぶつの森』がパッケージ版、ダウンロード版ともに売れ行きが好調に推移し、273万本を販売した。 また「Wii U」は、ハードウェアの販売台数が306万台、ソフトウェアの販売本数が1169万本だった。ソフトウェアについては、本体と同時発売の『New スーパーマリオブラザーズ U』、『Nintendo Land』が、それぞれ201万本、233万本の販売となった。 なお、ハードウェアとソフトウェアの販売数と予測は以下のとおり（クリックすると拡大）。