デジタルハーツ<3620>は、2月1日、第3四半期(2012年4~12月期)の連結決算を発表し、売上高49億3100万円(前年同期比18.2%増)、営業利益7億0300万円(同7.1%減)、経常利益7億0600万円(同3.6%減)、四半期純利益3億9200万円(同2.2%増)となった。
増収・営業減益となったが、同社では、主力のデバッグ事業の業績が堅調に推移したものの、事業拡大に備えた新規事業への積極的な投資を行ったため、と説明している。昨年11月に子会社化した「4gamer.net」を運営するAetasの情報配信力と、デバッグノウハウを融合させるための事業基盤の整備を行ったとのこと。純利益はプラスだが、税負担が減少したため。
セグメント別の状況は以下のとおり。
主力のデバッグ事業は、売上高46億6000万円(同12.0%増)、営業利益12億7700万円(同1.3%増)だった。ソーシャルゲームやスマートフォンアプリ、アミューズメント機器のデバッグが伸びたものの、コンシューマーゲームの売上が減少した。
メディア事業は、売上高5500万円、営業利益1800万円だった。「4gamer.net」を運営するAetasが新たに連結に加わったことにより新設された。
■2013年3月期の見通し
2013年3月期は、売上高69億2200万円(前年同期比28.5%増)、営業利益10億8800万円(同30.5%増)、経常利益10億9200万円(同35.4%増)、当期純利益5億9600万円(同35.4%増)を見込む。