世界初！　LINE、個人情報関連サービスに関する内部統制管理システムの国際認証3種を同時取得

NHN Japanは、本日（3月29日）、無料通話・無料メールスマートフォンアプリ「LINE」の情報処理サービス関連の内部システムについて、世界で初めてSOC 2、SOC 3、SysTrust認証を同時に取得したことを明らかにした。「LINE」の情報サービスのセキュリティを高めることで、ユーザーからより安心して使ってもらうようにすることが狙いだ。 SOC2、SOC3および認証は、独立した外部の監査機関がサービスのセキュリティ性、可用性、処理の整合性、機密性、個人情報保護の5原則を基準に、合計127の領域において、サービスの業務プロセスと統制環境が基準を満たしているか監査を通じて検証し、該当基準を満たした場合に付与される。 またSysTrust認証は、米公認会計士協会(AICPA)と カナダ公認会計士協会(CICA)が作成したTSP Sec100 (Trust Service Principles Selection100) 基準のすべてについて準拠性を評価し、すべての基準を満たす場合にのみ付与される。 これらの認証は、顧客情報が第三者による不正アクセスから保護されていることを証明するもので、サービスの安全性だけでなく、運営する組織、管理システム、プロセスなど総合的な内部統制について、ユーザーに信頼を与えるためのものとなる。LINEはこれら3つの認証を世界で初めて同時に取得し、グローバル基準で個人情報保護で信頼できるサービスであることが認められた、としている。 さらに「LINE」は、ISO/IEC 27001 国際規格に基づく情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証も取得している。今回の取り組みについて、LINEのみが対象となるが、今後はLINE連携アプリ・サービスにも対象を広げていく予定。 なお、海外で、SOC認証を取得した事例として、Google App Engine(SOC 1)、 Google Apps(SOC 2)、Office 365(SOC 1)、 Dynamics CRM Online(SOC 1)、Windows Azure Cloud Service(SOC 2)、Amazon Web Service(SOC1)などがあるとのこと。