ブロッコリー<2706>が本日(4月19日)に発表した2011年2月期決算は、売上高105億1200万円(前期比10%増)、経常利益2億6200万円(前期3億4500万円の赤字)、当期純損益1億8200万円の赤字(同2億8800万円の赤字)だった。
同社では、売上については、卸売の売上高が伸びたことに加え、リテールでも新作商品の売り上げが好調だった、としている。特にトレーディングカードや、アニメを使った自社製品の販売が伸びた。
経常利益については、利益率の高い自社製品が伸びたことで粗利率が改善。在庫圧縮による在庫評価損・値引き損の低減、販管費の圧縮なども奏功した。
赤字となった当期純損益については、すでに報じたようにリテール事業の事業譲渡に伴う特別損失4億2000万円を計上したことが響いた。
■2012年2月期の見通し
続く2012年2月通期は、売上高45億9600万円(前期比56%増)、経常利益1億0400万円(同60.4%減)、当期純利益8000万円(前期1億8200万円の赤字、1株当たり純利益2.45円を見込む。
リテール事業を切り離し、今後は、エンターテイメント事業に経営資源の選択と集中を図る方針。カードゲームについては、製品の取扱店舗の拡大や、販売店との関係強化により拡売拡大を目指すほか、TVゲームについては、アニメ化と連動した女性向けゲームの提供と、CD・グッズといった自社製品ラインナップへの戦略的展開を実施する。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ブロッコリー
- 設立
- 1994年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 鈴木 恵喜
- 決算期
- 2月
- 直近業績
- 売上高65億6300万円、営業利益2億8300万円、経常利益3億1200万円、最終利益1億6800万円(2022年2月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2706