『OPTPiX SpriteStudio』は、ゲーム内でのキャラクターの動きを制作する際の煩雑な手間を削減することで、制作効率を大幅に改善するツール。これまではプログラマーの手を借りなければ実現できなかったアニメーションの作成がデザイナー単独の作業で完結できるようになった。
今回新しく発売する『OPTPiX SpriteStudio』は旧バージョンの基本機能を引き継いだ上で、処理速度と使い勝手の向上を実現し、大幅にリニューアルしたとのこと。従来のWindowsプラットフォームに加え、Mac環境でのゲーム開発にも対応し、英語版もリリースする予定。
なお、採用されているタイトルは、「おさわり探偵なめこ栽培キットDeluxe」をはじめ、「忍スピリッツ 真田獣勇士伝」、「おさわり探偵小沢里奈」、「一騎当千スマッシュヒーローズ」、「Dr★モモの島」などで採用されている。
新規購入価格は、1ライセンスあたり9万9750円で、バージョンアップは5万0400円、レンタル価格は3万4650円となっている。
なお、以下の特徴があるという(リリースからの抜粋)。
1. 様々なゲームプラットフォーム・ゲームエンジン/フレームワークに対応
コンシューマゲーム機やスマートフォン(iOS/Android)などのゲームプラットフォームを想定して、各種ゲームエンジン(「Unity」「Cocos2d-x」「CoronaSDK」)に対応し、さらに新たなWeb標準「HTML5」用のデータ形式をサポート。
2. 各種ゲームエンジン用再生モジュールを無償提供
「HTML5」の他、「Unity」「Cocos2d-x」「CoronaSDK」には専用の『SpriteStudioPlayer』を無償提供します。
3. 汎用性の高い出力データとして、可読性の高い「XML」形式とコンパクトな「バイナリ」形式を採用
今後登場する新たなプラットフォーム・ゲームエンジンはもちろん、様々な開発環境に適応できるよう、2つの基本的な出力形式をサポートしました。既存の他社製ツールや、インハウスツールからの置き換えも容易です。
4. 学習コストを削減する新たなユーザー・インターフェース
ドラッグ・アンド・ドロップ、キーフレーム、プロジェクトタイプのインターフェースによりアニメーション制作工程の習熟を更に身近に。スムーズな『編集~プレビュー~出力』により、デザイナーのクリエイティビティを即座に反映することが可能です。
5. 『インバース・キネマティクス方式』『ギズモ方式』による3Dツールライクな編集
多関節キャラクター表現や、複数パーツの追従コントロールに『インバース・キネマティクス』を採用しました。また、通常の編集モードの他『ギズモ方式』を使い分けることで、より高速にアニメーション編集を行うことができます。
6. Windows版・Mac版をご用意
多様化する開発環境に対応するため、『OPTPiX SpriteStudio』の開発にあたりエンバカデロ・テクノロジーズ社の『C++ Builder XE3』を採用。より高速に動作が可能になったほか、『OPTPiX SpriteStudio』の動作環境に、Windowsに加えてMac環境をサポートすることができました。
7. 英語版をご用意
グローバル化するゲーム開発シーン、ソーシャルデベロップメントもフォロー。
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