コーエーテクモHD、第2四半期の経常益予想を33%上方修正…1Qは「討鬼伝」好調で営業黒字に

コーエーテクモゲームス<3635>は、この日(7月29日)、2014年3月期の第2四半期累計(4~9月期)の連結業績予想を上方修正し、売上高145億円(前回予想と変わらず)、営業利益4億円(同変わらず)、経常利益20億円(前回予想15億円)、四半期純利益10億円(同6億5000万円)とした。 従来予想からの修正率は、経常利益33.3%増、四半期純利益53.8%増だった。       同社では、為替や株式相場の好転により有価証券関連損益が大きく改善したため、としている。経常利益、四半期純利益については、経営統合以来、最高の業績になるとのこと。 また、2014年3月通期の業績予想は、第3四半期以降の売上と利益比率が高いため、据え置くとしている。業績予想は、売上高370億円(前期比6.8%増)、営業利益70億円(同12.8%増)、経常利益90億円(同1.9%増)、当期純利益57億円(同0.8%増)となっている。       ■第1四半期決算 同日発表した第1四半期(4~6月期)の連結決算は、売上高64億9900万円(前年同期比10.9%増)、営業利益4400万円(同79.8%増)、経常利益16億6900万円(前年同期5億0900万円の赤字)、四半期純利益9億3800万円(同4億8800万円の赤字)だった。       オンライン・モバイル事業やメディア・ライツ事業が先行投資による減益となったものの、家庭用ゲームソフトが好調だった。とりわけ「討鬼伝」は国内外26万本を販売するなど好調な滑り出しとなったほか、「エスカ&ロジーのアトリエ ~黄昏の空の錬金術士~」や「Winning Post 7 2013」も好調だった。さらに旧作のリピート出荷やダウンロードコンテンツ販売が引き続き好調に推移したという。経常利益の大幅な増加は投資有価証券の売却益を計上したことによる。 四半期の売上高と営業利益の推移は以下のとおり。  
株式会社コーエーテクモゲームス
https://www.gamecity.ne.jp/

会社情報

会社名
株式会社コーエーテクモゲームス
設立
1978年7月
代表者
代表取締役会長(CEO) 襟川 陽一/代表取締役社長(COO) 鯉沼 久史
決算期
3月
直近業績
売上高681億700万円、経常利益341億6600万円、最終利益268億5200万円(2023年3月期)
上場区分
非上場
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