ドリコム<3793>は、本日(7月30日)、第2四半期(4~9月期)の単独業績予想について下方修正を行い、売上高37位億円(前回予想45億円)、営業損益3億円の赤字(同ゼロ)、経常損益3億円の赤字(同ゼロ)、四半期純損益1億5000万円の赤字(同ゼロ)とした。従来予想からの比較で、売上高を17.8%減額した。
同社では、第1四半期にスマートフォン向けへの注力を進め、既存ゲームへのリソース投下を縮小させた結果、既存ゲーム売上が軟調に推移したため、としている。開発中の新作ゲームの提供開始時期を期初計画に比べ遅てらせたことも一因。
開発人員をスマートフォン向けに傾注するため、現在事前登録受付中の『ファンタジスタドール』を中心にスマートフォン向けからの売上は従来計画に比べ増加する見通し。このため、下期で今回の修正分を補うと見込まれ、通期業績予想には変更はないとのこと。
2014年3月期は、売上高100億円(前期比17.8%増)、営業利益5億円(同5.4%増)、経常利益5億円(同7.5%増)、当期純利益2億5000万円(同96.8%増)を見込む。
■第1四半期決算は営業赤字に
同時に発表した第1四半期の決算は、売上高18億6500万円(前年同期比9.7%減)、営業損益5700万円の赤字(前年同期1億7700万円の赤字)、経常損益6100万円の赤字(同1億7600万円の黒字)、四半期純損益2600万円の赤字(同1億0200万円の黒字)だった。
セグメント別では、エンタメウェブが売上高17億3600万円(同7.4%減)、セグメント損益300万円の赤字(同2億5000万円の黒字)だった。「ちょこっとファーム」が堅調な推移となったものの、他はリリースからの経年とスマートフォンへの移行が進む環境変化に抗うほどの新イベントの提供などが行えず、総じて軟調な推移だった。
四半期別の水は以下のとおり。四半期売上高が20億円を割り込んだのは2011年7~9月期以来となる。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高97億7900万円、営業利益9億300万円、経常利益7億9300万円、最終利益1億400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793