ソフトバンクとガンホー、共同で「クラッシュ・オブ・クラン」のスーパーセルを買収と発表 約1500億円で株51%を取得
ソフトバンク<9984>と、ソフトバンク子会社でスマートフォン(スマホ)向けゲーム世界大手のガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>は10月15日、フィンランドのスマホ向けゲーム世界大手「Supercell Oy(スーパーセル)」を買収すると発表した。総額15.3億ドル(約1515億円、1ドル=99円で換算)で、議決権の付いた株式の51%を取得する。スーパーセルはソフトバンクの子会社となる。発表資料によれば、スーパーセルは独立性を保ちながら、ソフトバンクやガンホーとのパートナーシップを生かし、さらなる成長を目指すという。
スーパーセルCEO(最高経営責任者)のイルッカ・パーナネン氏も同日、買収についてホームページで公表した。公表文のなかで、「この新たなパートナーシップは、真にグローバルなゲーム企業になるというゴールに向けて、スーパーセルを加速させ、そのゴールにたどり着くのに十分な時間を与えてくれるだろう」と述べている。スーパーセルとガンホーは、コラボレーション企画などで連携してきた経緯がある(関連記事、イルッカ・パーナネン氏へのインタビュー記事)。
スーパーセルは人気ゲーム「Clash of Clans(クラッシュ・オブ・クラン)」や「Hay Day(ヘイデイ)」を提供する。同2タイトルは「App Store」の売り上げランキングで、それぞれ137カ国と96カ国で1位を獲得した実績があるなど、世界の幅広い地域で人気がある。スーパーセルは2013年2月~8月の7カ月間、「App Store」の「ゲーム」カテゴリにおける売上高で世界1位となった。(数値はいずれもソフトバンクの発表資料内で引用されたAppAnnieのデータ)
以下はスーパーセルの企業概要と業績推移。
買収手段は以下の通り。ソフトバンクが80%(約12.24億ドル)、ガンホーが出資比率 20%(約3.06 億ドル)を出資し、共同で SPC(特定目的会社)を設立する。このSPCがスーパーセルの議決権付き株式のうち51%を、現在の株主から取得する。スーパーセルはソフトバンクの子会社となり、またガンホーはSPCを持分法適用関連会社とするため、スーパーセルの損益を持分法にて取り込むことになる。
以下が、買収方法の仕組みを図式化したものとなる。
買収後も、スーパーセルの本社はフィンランドのヘルシンキから変わらず、スーパーセルの現CEOであるイルッカ・パーナネン氏が、引き続き同社CEO を務める。スーパーセルの取締役会は、ソフトバンク代表取締役社長の孫正義氏、同社財務部投資企画グループマネージャーの仁木勝雅氏、ガンホー代表取締役会長の孫泰蔵氏、スーパーセルCEOのイルッカ・パーナネン氏、同社のミッコ・コディソヤ氏の5名が就任する予定だ。
ソフトバンクとガンホーは、今回の買収による業績等への影響について、確定次第、公表するとした。
■関連サイト
・リリース資料(ソフトバンク)
・リリース資料(ガンホー)
・リリース資料(スーパーセル)
スーパーセルCEO(最高経営責任者)のイルッカ・パーナネン氏も同日、買収についてホームページで公表した。公表文のなかで、「この新たなパートナーシップは、真にグローバルなゲーム企業になるというゴールに向けて、スーパーセルを加速させ、そのゴールにたどり着くのに十分な時間を与えてくれるだろう」と述べている。スーパーセルとガンホーは、コラボレーション企画などで連携してきた経緯がある(関連記事、イルッカ・パーナネン氏へのインタビュー記事)。
スーパーセルは人気ゲーム「Clash of Clans(クラッシュ・オブ・クラン)」や「Hay Day(ヘイデイ)」を提供する。同2タイトルは「App Store」の売り上げランキングで、それぞれ137カ国と96カ国で1位を獲得した実績があるなど、世界の幅広い地域で人気がある。スーパーセルは2013年2月~8月の7カ月間、「App Store」の「ゲーム」カテゴリにおける売上高で世界1位となった。(数値はいずれもソフトバンクの発表資料内で引用されたAppAnnieのデータ)
以下はスーパーセルの企業概要と業績推移。
買収手段は以下の通り。ソフトバンクが80%(約12.24億ドル)、ガンホーが出資比率 20%(約3.06 億ドル)を出資し、共同で SPC(特定目的会社)を設立する。このSPCがスーパーセルの議決権付き株式のうち51%を、現在の株主から取得する。スーパーセルはソフトバンクの子会社となり、またガンホーはSPCを持分法適用関連会社とするため、スーパーセルの損益を持分法にて取り込むことになる。
以下が、買収方法の仕組みを図式化したものとなる。
買収後も、スーパーセルの本社はフィンランドのヘルシンキから変わらず、スーパーセルの現CEOであるイルッカ・パーナネン氏が、引き続き同社CEO を務める。スーパーセルの取締役会は、ソフトバンク代表取締役社長の孫正義氏、同社財務部投資企画グループマネージャーの仁木勝雅氏、ガンホー代表取締役会長の孫泰蔵氏、スーパーセルCEOのイルッカ・パーナネン氏、同社のミッコ・コディソヤ氏の5名が就任する予定だ。
ソフトバンクとガンホーは、今回の買収による業績等への影響について、確定次第、公表するとした。
■関連サイト
・リリース資料(ソフトバンク)
・リリース資料(ガンホー)
・リリース資料(スーパーセル)
会社情報
- 会社名
- ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
- 設立
- 1998年7月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森下 一喜
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高1253億1500万円、営業利益278億8000万円、経常利益293億800万円、最終利益164億3300万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3765
会社情報
- 会社名
- ソフトバンクグループ株式会社
- 設立
- 1981年9月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長執行役員 孫 正義
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9984
会社情報
- 会社名
- Supercell