オルトプラス<3672>は、この日(11月7日)、2013年9月期の決算を発表し、営業利益321.9%増の7億3700万円と大幅な増益となった。「バハムートブレイブ」を中心とするソーシャルゲームが好調だった模様だ。
同社の発表した決算は、売上高25億9400万円(前期比183.7%増)、営業利益7億3700万円(同321.9%増)、経常利益7億1500万円(同305.5%増)、当期純利益4億5000万円(同301.6%増)だった。
ただし、当初の業績予想には到達しなかった。第3四半期の決算発表時の業績予想は、売上高27億4800万円、営業利益9億0700万円、経常利益9億0600万円、当期純利益5億4900万円だったから、売上高で5.6%、営業利益で18.7%、経常利益で21.1%、当期純利益で18.0%ショートした。
同社では、「バハムートブレイブ」や「エンペラーズサガ」、「サモンナイトコレクション」といった主力タイトルが収益に寄与したほか、スマートフォン向けの他社IP利用タイトルも収益に大きく寄与した、としている。とりわけ3月より開始したAndrodアプリ版が大きく貢献したようだ。
「三国志ギルドカーニバル」や「聖闘士星矢 アルティメットウォーズ」、「スーパー戦隊バトベース」、「ダービーゲート」など新規9タイトルの配信を開始し、3タイトルのサービスを終了したため、2013年9月末時点で18タイトルを運営している。
なお、「GREE」経由の売上高は、前の期の7億2700万円から11億0200万円に増加したものの、全体の売上に占める割合は79.6%から42.5%に低下した。「GREE」以外からの売り上げも伸びたことが伺える。
■第4四半期は業績V字回復
第4四半期(7~9月期)を見ると、売上高7億4300万円(前四半期比28.5%増)、営業利益2億3900万円(同1047.4%増)、経常利益2億1700万円(同1042.1%増)、四半期純利益1億5500万円(同1622.2%増)だった。
四半期ごとの売上高と営業利益を示したのは以下のグラフだが、4~6月期から大きく復調したことがわかる。第3四半期に開発費を先行計上していた「三国志ギルドカーニバル」や「スーパー戦隊バトベース」、「ダービーゲート」などが寄与したようだ。
■2014年9月期の見通し
2014年9月期は、売上高39億0200万円(前期比50.4%増)、営業利益9億5400万円(同29.5%増)、経常利益9億5300万円(同33.2%増)、当期純利益5億9000万円(同31.2%増)を見込む。
既存タイトルのマルチプラットフォーム化を進めるとともに、新作についてはソーシャルゲームプラットフォームだけでなく、ネイティブアプリとしてもヒシンする予定。またIP保有企業との協業体制を推し進めていく。
また海外については、韓国Emagineと共同で韓国ソーシャルゲーム市場に参入するとともに、ベトナム子会社に国内タイトルの運営を移管することでコスト削減も進める。
このほか、グリーとの合弁会社オルトダッシュが新たに電子書籍事業にも参入し、ソーシャルゲームとの相乗効果を目指す。
同社の発表した決算は、売上高25億9400万円(前期比183.7%増)、営業利益7億3700万円(同321.9%増)、経常利益7億1500万円(同305.5%増)、当期純利益4億5000万円(同301.6%増)だった。
ただし、当初の業績予想には到達しなかった。第3四半期の決算発表時の業績予想は、売上高27億4800万円、営業利益9億0700万円、経常利益9億0600万円、当期純利益5億4900万円だったから、売上高で5.6%、営業利益で18.7%、経常利益で21.1%、当期純利益で18.0%ショートした。
同社では、「バハムートブレイブ」や「エンペラーズサガ」、「サモンナイトコレクション」といった主力タイトルが収益に寄与したほか、スマートフォン向けの他社IP利用タイトルも収益に大きく寄与した、としている。とりわけ3月より開始したAndrodアプリ版が大きく貢献したようだ。
「三国志ギルドカーニバル」や「聖闘士星矢 アルティメットウォーズ」、「スーパー戦隊バトベース」、「ダービーゲート」など新規9タイトルの配信を開始し、3タイトルのサービスを終了したため、2013年9月末時点で18タイトルを運営している。
なお、「GREE」経由の売上高は、前の期の7億2700万円から11億0200万円に増加したものの、全体の売上に占める割合は79.6%から42.5%に低下した。「GREE」以外からの売り上げも伸びたことが伺える。
■第4四半期は業績V字回復
第4四半期(7~9月期)を見ると、売上高7億4300万円(前四半期比28.5%増)、営業利益2億3900万円(同1047.4%増)、経常利益2億1700万円(同1042.1%増)、四半期純利益1億5500万円(同1622.2%増)だった。
四半期ごとの売上高と営業利益を示したのは以下のグラフだが、4~6月期から大きく復調したことがわかる。第3四半期に開発費を先行計上していた「三国志ギルドカーニバル」や「スーパー戦隊バトベース」、「ダービーゲート」などが寄与したようだ。
■2014年9月期の見通し
2014年9月期は、売上高39億0200万円(前期比50.4%増)、営業利益9億5400万円(同29.5%増)、経常利益9億5300万円(同33.2%増)、当期純利益5億9000万円(同31.2%増)を見込む。
既存タイトルのマルチプラットフォーム化を進めるとともに、新作についてはソーシャルゲームプラットフォームだけでなく、ネイティブアプリとしてもヒシンする予定。またIP保有企業との協業体制を推し進めていく。
また海外については、韓国Emagineと共同で韓国ソーシャルゲーム市場に参入するとともに、ベトナム子会社に国内タイトルの運営を移管することでコスト削減も進める。
このほか、グリーとの合弁会社オルトダッシュが新たに電子書籍事業にも参入し、ソーシャルゲームとの相乗効果を目指す。
会社情報
- 会社名
- 株式会社オルトプラス
- 設立
- 2010年5月
- 代表者
- 代表取締役CEO 石井 武
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高43億8700万円、営業損益5億5600万円の赤字、経常損益5億2200万円の赤字、最終損益4億2000万円の赤字(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3672