グリー、第2四半期は営業益37%減…売上不振と原価が収益を圧迫 海外事業は12月に単月黒字化

グリー<3632>は、本日(2月14日)、第2四半期累計(2013年7~12月期)の連結決算を発表し、減収減益となった。主力のソーシャルゲームの売り上げが低迷したことが主な要因。広告宣伝費を中心に販売管理費を削減したものの、売上原価が収益を圧迫した。

同社の発表した決算は、売上高679億4900万円(前年同期比12.1%減)、営業利益189億3000万円(同36.9%減)、経常利益207億8200万円(同34.2%減)、四半期純利益98億2800万円(同45.8%減)だった。

 


主力のソーシャルゲームに関しては、「GREE」でのコイン消費がフィーチャーフォンを中心に減少し続けており、前年同期の1138億コインから978億コインに減少した。スマートフォン向けのコイン消費についても伸び悩んでいる。

 


こうしたなか、ネイティブアプリについては、不採算タイトルの整理と既存タイトルの採算性の改善が進むとともに、海外事業に関しては12月に単月黒字化を達成したという。海外では『Knights & Dragons』が躍進し、月間500万ドルの売り上げとなった。

 



■第3四半期の見通し

第3四半期は、売上高990億円(前年同期比14.1%減)、営業利益270億円(同33.9%減)、経常利益285億円(同34.8%減)、四半期純利益145億円(同36.5%減)を見込む。

 


国内ではタイトル数を絞り品質と収益性を重視したリリースを行う一方、ネイティブアプリにつ知恵は下半期は4タイトルを新たにリリースする計画。単月黒字化を達成した海外事業については今後、利益貢献が期待されるとのこと。
グリー株式会社
http://www.gree.co.jp/

会社情報

会社名
グリー株式会社
設立
2004年12月
代表者
代表取締役会長兼社長 田中 良和
決算期
6月
直近業績
売上高613億900万円、営業利益59億8100万円、経常利益71億2300万円、最終利益46億3000万円(2024年6月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3632
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