コロプラ<3668>は、今冬に新作シミュレーションゲーム『ほしの島のにゃんこ』(以下、『にゃんこ』)のリリースを予定している。また、本作は「家族みんなで楽しめる」をコンセプトにした、同社の新ブランド“くまべあ”の第一弾アプリにあたる。
前回「Social Game Info」では、本作のゲーム概要と共に、開発陣によるインタビュー記事を掲載(関連記事)したが、まだまだ『にゃんこ』には紹介しきれていない魅力が多数存在する。そこで本稿は、愛くるしい“にゃんこ(猫)”たちが仕事に励む姿はもちろん、知育アプリとはいえ大人も楽しめるポイントなど、リリース前に『にゃんこ』の魅力を余すところなく紹介していこう。
【冒頭】遊ぶときは、頭を空っぽに
本作は、にゃんこ(猫)たちと一緒に畑を耕したり、作物や動物を育てたりと、自分だけの島を作れるシミュレーションゲーム。また、簡単操作と分かりやすいゲーム設計で、大人はもちろん、小さい子供でも楽しめる“知育アプリ”となっている。
ゲームの冒頭は、三匹のにゃんこ(猫)たちが「ほしの島」を見つけるところからはじまる。そこでにゃんこ(猫)たちは、農作業などに勤しんだり、育てた作物や加工品をお店で販売したりと、島の発展のために働いていく。プレイヤーは、そんなにゃんこ(猫)たちに指示をしながらも、気ままなスローライフを満喫していくのだ。
というのも本作には “競争心”や“負け”という要素が一切存在しない。言わば、焦らずのんびりと暮らすことが、何よりも『にゃんこ』を最大限に楽しむ方法のひとつだろう。だからこそ遊ぶ際は、ぜひ頭を空っぽに。
【お仕事】すべてはお客さんのために
疾走感のあるオープニングムービー後は、温かみのある紙芝居で、なんとなくの世界観と物語が説明される。本作の目標は、にゃんこ(猫)たちと一緒に魅力あふれる島を作って、みんなでのんびり暮らすこと。何も臆することはなく、自分のペースで島の発展に勤しんでいくのだ。とはいえ、やはり島のお店に訪れてくれるお客さんのためには、誠意を持って応えていきたいもの。
そう、基本的に「ほしの島」では、卵やハチミツ、牛乳など、収穫した食材から料理を作り、おつかいに来た「お客さんにゃんこ」の注文に合わせて、それらを商品として販売していくことになる。販売することで経験値とコインが入手できるのだが、コインは新しい建物や島を彩る花などと交換して、さらなる島の発展に用いることが可能。
また、本作の操作も当然シンプルだ。畑をタップして作物を選び、指でなぞるように種を植えて、あとは出来上がるまで一定時間待つだけ。完成後は、同じように指でなぞることで小気味よく収穫できる。
……とまあ、「Social Game Info」読者にとっては、ここまでの一連の流れについて、「そんなの言われなくとも分かるわ!」と思いのことだろうし、このままでは本稿が“初めてのスマートフォン講座”と称されてもおかしくない。さすがに子供向け知育アプリだけあって、誰もが分かるように随所でお膳立てされており、ゲーム中の文言や操作性などの細やかな配慮にも感心するばかりだ。正直なところ、一切操作に迷うことなくスムーズにゲームは進行していき、まず行き詰ることも無いだろう。
そこで、ここからは我々大人でも目を輝かせて楽しめる、『にゃんこ』における3つの魅力を紹介。
魅力その1)【発展】一緒に作って、一緒に売って、一緒に飾って
『にゃんこ』では、徐々に島を発展させていく過程が楽しめる。ゲーム開始直後は、こじんまりしたお店に畑、そしてニワトリ小屋だけしかない……。しかし、そこから畑で麦を育てて、その麦をニワトリの餌にし、ニワトリたちが卵を産み、卵をお店で販売してコインを得ることができる。コインを用いて新しい建物などを手に入れることで、作れる作物・加工品のバリエーションも増えて、商売の間口もグッと広がっていくことだろう。
また、作物や加工品を完成させたり、お店で販売したりすることで、経験値も得られて、一定値を超えるとレベルアップする。嬉しい特典としては、新しい作物や建物、飾りアイテムなどの商品ラインナップが追加されること。こちらはプレイ画面右下のショップボタンから購入できる。
しかし、何でもかんでも自分のペースで進められると思うのは間違い。本作は、にゃんこ(猫)たちの数によって、あえて各々のアクションを制限させている。たとえば、畑で作物を作りたいときに、ほかのにゃんこ(猫)たちがニワトリの世話などの別作業をしている際は、「手の空いているにゃんこが居ません」という文言が表示される具合だ。そんなときは、ショップ画面で新しいにゃんこ(猫)を迎え入れることができるので、やることが増えるようであれば早々に加えておくのがベスト。
そのため、どちらかと言うと本作は自分の指先ひとつで次々とモノを生み出す“神様視点”のシミュレーションゲームではなく、島民(にゃんこ)の働き口も考慮した“村長視点”が楽しめる人情味溢れる作品と言えよう。……ん、人情じゃない、“猫情”(造語)か。とまあ、そんなリアリティなゲーム仕様が、本作にさらなる没入感を与えてくれる。
魅力その2)【飾り付け】にゃんこたちの生活に潤いを――
当初の目的である「島の発展」に尽くすのはもちろんだが、たまには寄り道して島の飾り付けに力を入れるのも悪くない。本作のショップ画面では、新しい作物・加工品が作れる建物のほかに、花や椅子などの島を彩るバラエティに富んだオブジェクトも販売されている。オブジェクトのなかには、お店で販売したお客さんから経験値を多くもらえたり、設置することでにゃんこ(猫)たちが固有のアクションをしたりと、微々たるものかもしれないが、島全体に多彩な影響を与えるのも魅力的だ。
これは個人的な感想、というか妄想ではあるが、島全体を飾り付けしていくことで、にゃんこ(猫)たちの生活感が徐々に滲み出てくるのが微笑ましい。たとえば、ガーデンアーチを作り、その先に花見ポイントを作ったとしよう。これを畑でひと仕事を終えたにゃんこ(猫)が、ガーデンアーチをくぐって、桜の木の下でひと休みするのだ。
別にひと休みしてくれたからといって、仕事の効率が上がるとか、アイテムがもらえるとか、そういうものは無い。ただ、ステータスなどの数字では決して満たされない、言い知れぬホッコリとした温かい気持ちを、心の奥底から感じ取ることができるはずだ。
魅力その3)【かわいい】眺めているだけで時間が過ぎる
にゃんこ(猫)、かわいい。もうね、これに尽きる。これまでゲーム概要について当然大切なことを書いてきたつもりだが、最終的にプレイヤーの心を響かせてくれるのは、懸命に働き、全力で島民ライフを満喫しているにゃんこ(猫)たちの所作にあろう。この何気ない動きを観察しているだけで、時間を忘れる。いや、マジで。
また、これまでの画面写真でも分かる通り、にゃんこ(猫)は基本的に無表情である。これは以前に掲載した開発者インタビューでも話している通り、表情のコントラストを考慮して、あえて無表情にしたとのこと。その代わりに作物が完成したら笑ったり、タップして仕事の邪魔をしたら怒ったりと、プレイヤーが関わることで様々な表情を見せてくれる。普段が無表情のためか、少しでも表情や仕草が変化するだけで、妙に嬉しくなるもの。
それにしてもゲームに登場するにゃんこ(猫)たちは、本当に働き者だ。そんなにゃんこ(猫)が頑張っている姿を少しでも伝えるべく、様々な日常シーンを切り取ったスクリーンショットを一挙紹介。
▲餌やりにゃんこ。水やりにゃんこ。
▲にゃんこの愛情たっぷり手料理。
▲せいッ! そいッ!
▲もうなんでもあり。
▲にゃんこの愛情たっぷり手料理。
▲せいッ! そいッ!
▲もうなんでもあり。
▲働いたあとは、ひと休み、ひと休み――。
【総括】子供にとっては知育アプリに、大人にとっては癒しの箱庭ゲームに
知育アプリとして開発された本作には、当たり前だが射幸心を煽るような文言やゲーム仕様は一切なく、遊んでいると自然に「ほしの島」へ対する愛着が高まってくる。そればかりか、にゃんこ(猫)たちに対して「少しでも良い暮らしになるよう」、という親心さえも芽生えてくるだろう。
繰り返すようだが、『にゃんこ』は子供と大人も分け隔てなく夢中になれる作品だ。絶妙なゲームバランスを保った本作は、アクションやカードゲームなどが苦手だったライトユーザーこそ、のめり込んでしまうに違いない。まさに「知育アプリと侮るなかれ」、である。
『ほしの島のにゃんこ』は、今冬リリース予定。
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※画面は開発中のものになります。
© COLOPL, Inc.
会社情報
- 会社名
- 株式会社コロプラ
- 設立
- 2008年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 チーフクリエイター 馬場 功淳/代表取締役社長 宮本 貴志
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高309億2600万円、営業利益28億5800万円、経常利益32億7600万円、最終利益18億9300万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3668