コロプラ<3668>は、今冬にスマートフォン専用ゲームブランド「Kuma the Bear」提供の新作アクションRPG『スリングショットブレイブズ』(以下、『スリブレ』)のリリースを予定している。
本作は、キャラクターをひっぱって飛ばす「ひっぱりアクション」を駆使して、待ち受ける敵を倒していくアクションRPG。指1本で遊べるシンプルな操作性でありながら、オンラインで友達のキャラクターと協力して強敵に立ち向かう「マルチプレイ」や、冒険に欠かせない武器や防具の強化・進化機能など、やりこみ要素も満載の作品となる。
「Social Game Info」では、これまで『スリブレ』の開発者インタビュー(関連記事)とレビュー記事(関連記事)を掲載してきた。そして、これらの記事を通して、いかに本作がやり応えのある本格アクションゲームであることが伝わっているかと思う。そこで今回は、入門ガイドと称して、リリース前に知っておきたい『スリブレ』の基本的なテクニック集や詳細なバトル概要を紹介していこう。
■引っ張る前に覚えておきたい5つの基本テクニック
『スリブレ』の基本的なゲームの流れは、おもに「クエスト」を中心にこなしていくことになる。そして、道中で手に入れた素材やコインを持ち帰っては、装備品を鍛え上げて、また次なる「クエスト」を進めていく。バトル中は適当にキャラクターを引っ張って攻撃すればOK!
……というわけではなく、事前に知っておくだけでゲーム進行がグッとスムーズになるテクニックが5つあるので、ぜひ、引っ張る前に覚えておこう。
【その1】バトル画面の説明
①:味方キャラクター(引っ張る箇所は足元の光るサークルが目印)
②:敵キャラクター(赤いサークルは敵の体力ゲージ)
③:戦闘を中断(クエスト中で手に入れたアイテムは消滅する)
④:手に入れた武具(クエストクリアー後にもらえる)
⑤:手に入れた素材(クエストクリアー後にもらえる)
⑥:手に入れたコイン(クエストクリアー後にもらえる)
⑦:バトルの行動順
⑧:参加中の味方キャラクター1(青色のゲージは体力、黄色のゲージはスキル)
⑨:参加中の味方キャラクター2(青色のゲージは体力、黄色のゲージはスキル)
⑩:控えている味方キャラクター
【その2】なるべくコンボを繋げていく
コンボは、敵に2回攻撃したときに発生する。特徴的なのは、引っ張って飛ばしたキャラクターが味方に当たることで、その味方の溜めたコンボ数を引き継ぐことにある点だ。なお、コンボ発生中は、敵に与えるダメージが増加していくため、うまくコンボを繋げておけば、強力なボス戦では攻撃力の高い状態で有利に挑めることだろう。このように、積極的に仲間との跳ね返りを利用してコンボを繋げていくことは、もはや本作のバトルにおける必須アクションとも呼べる。
【その3】キャラクターチェンジを利用して適度に回復
『スリブレ』では自身のキャラクターのほかに2名のNPCが存在。バトルでは2名が戦いに参加して、1名は控えとなるのだが、味方キャラクターの行動順であれば、控えのキャラクターと交換することができる。
さらに、ダメージを受けたキャラクターを控えにすることで、ターン経過(敵の行動も含む)するごとにHPが回復していく。地味な行動かもしれないが、うまく敵の攻撃を避け続ければ、瀕死だった味方キャラクターも全回復することだって可能といえよう。
【その4】クエスト後は「装備」画面に直行
『スリブレ』には、バラエティに富んだ装備品の数々が存在。キャラクターは、武器、体防具、頭防具の3種類を装備できる。「装備」画面では防具や武器を取り替えたり、素材を用いて装備品を強化したりと、冒険前の身だしなみをチェックする場として、クエスト後に毎度お世話になるところだ。
そして、クエスト後は多くの素材を手に入れることができるため、必ず何かしらの武具を強化することが可能。この定期的な武具の調整を意識するだけで、スムーズにクエストも進行できることだろう。
また、ここで覚えておきたいのは、素材が同じ装備を2個以上装備すると“シナジー効果”が発生することだ。装備品には、それぞれの素材(属性のようなもの)で作られていることもあり、同じ素材で作られた装備を併せることでシナジーが発生し、攻撃力と防御力が上昇する。目先の強さを考慮するのもいいが、できるだけ同じ素材の装備品で着用してみよう。
【その5】道中を支えてくれるのは、多くの他プレイヤーたち
フィールド上に現れる他プレイヤーをフォロー(フレンド登録)することで、スタミナの上限を増やせる。些細なこともしれないが、コツコツと繰り返していくことで、スタミナが無くて困ることも無くなるだろう。何よりもフォローされた人から、ときたま素材がもらえることもあるのだ。多くの仲間たちが道中を支えてくれるのは、本当に心強いもの。他プレイヤーは積極的にフォローしていこう。
■5種類の武器の特性を最大限に活かすこと
さて、ここからは本作の根幹とも言うべき5種類の武器について説明していこう。本当にしつこいようで申し訳ないが、『スリブレ』は対象に目掛けてキャラクターを引っ張って飛ばすといった、「ひっぱりアクション」を駆使して敵を攻撃していく。
そして大きくバトルを左右していくのが、この5種類の武器を巧みに使い分けていくことにある。きちんと計画性を持って要所ごとに使い分けることで、華麗に勝利を収めることができるのだ。まず5種類の武器には、下記のような特徴がある。
ブレード:敵にぶつかると跳ね返るなどコンボを繋げやすい
ランス:一直線に疾走し、敵を貫通して攻撃できる
ハンマー:地面をたたきつけ、自身の周囲にダメージを与える
グローブ:素早い打撃でコンボ数を稼げる
ロッド:扇状に前方広範囲に敵を攻撃できる
ここからは、各々の武器の特徴と使いどころを紹介。
●ブレード
最もスタンダードで駆け出し冒険者にオススメの武器。攻撃力が高く、何よりも敵に攻撃を当てて、そこから跳ね返ったあとのコンボなどが繋げやすい。
また、敵が隣接していれば、同時にダメージを与えられるなど、なかなかリーチが長いのも特徴だ。慣れないうちは、必ず誰かしらブレードをバトル中に装備しておくことが鉄則。
▲このように敵が隣接している場合は、2体以上に攻撃が当たる。
●ランス
一直線に敵を貫通して攻撃できるランスは、コンボを繋げるためにも必要な武器。前述しているように、『スリブレ』ではコンボを味方同士で引き継ぎながら徐々に攻撃力を高めていくことが大事である。しかし、敵が味方キャラクターの前を遮り、接触できずにコンボを繋げられないシーンに直面することが多々あるだろう。
そんなときにランスがあれば、敵を貫通しては、その奥に隠れていた味方キャラクターにも接触することができ、スムーズにコンボも引き継ぐことが可能だ。さらに跳ね返って、来た道を戻るように再度攻撃を与えていくのも爽快である。
▲奥にいる味方キャラとコンボを繋ぎたい……(写真左)。
でもランスなら敵を貫いてコンボが繋げられる!(写真右)。
でもランスなら敵を貫いてコンボが繋げられる!(写真右)。
●ハンマー
広範囲にダメージを与えるハンマーは、瀕死の敵を一掃してくれる優れもの。敵に接触することで、その場所で大きく飛び上がり周囲にダメージを与えてくれる。また、敵に接触せずとも、少し引っ張って動いたキャラクターが止まった場所でも攻撃をしてくれる。
これを利用して、中央が空いた状態で左右に敵がいるときは、うまく真ん中で止まるように引っ張って飛ばすことにより、左右の敵にダメージを与えることもできるのだ。
▲攻撃範囲の広さが何よりも魅力だ。
●グローブ
素早い動きが特徴的なグローブは、何よりもコンボ数を稼ぐときに重宝される。グローブは、一度敵に接触することで2回攻撃を与えられるが、正直なところ一度のダメージは他の武器より劣ってしまう。
しかし、繰り返し言っているように、『スリブレ』ではコンボ数が増えることで攻撃力も高まる。そのため戦況が長引くほど、グローブの功績により「あれよ、あれよ」とコンボ数を稼いでくれることも。攻撃力が高い状態でボス戦に挑めるのは、何よりもメリットになりえよう。
▲ガシガシとコンボを稼いでいくのは、なかなか爽快。
●ロッド
扇状の閃光が走り、広範囲に攻撃ができるロッド。ハンマーが“周囲”であれば、ロッドは“前方”を得意とした広範囲武器であろう。当然、ハンマー同様に敵と接触せずとも、キャラクターが止まった場所で攻撃を繰り出してくれる。
用途としては、じょじょに扇形で広がるように敵を巻き込んでいくため、敵が前に1体、後ろに隠れるように2~4体が存在する際に、お見舞いしておきたい。
■モンスターには癖がある…序盤に登場する厄介な敵の攻略法
『スリブレ』に登場するモンスターは、ひと癖もふた癖もある。武具で固めて自身を強くするだけではなく、敵の行動パターンを理解することもクリアーの近道になることだろう。ここでは、クエストの序盤に登場する厄介な敵キャラクターたちの行動パターンと攻略法を紹介。
●グラトニープラント
キャラクターを捕食しては、大ダメージを与える厄介な敵。なかでも捕食中は1ターン奪われるため注意が必要である。ただしグラトニープラントは、自身の目の前にいるキャラクターしか攻撃対象にならず、言わばこいつの間合いに入らなければ一切攻撃を受ける心配もないのだ。
そればかりか、背後を狙えるチャンスも大いにあるほか、捕食中に別のキャラクターがグラトニープラントを倒してしまえばダメージを受けることもない。ちなみに、こいつを倒すと完全には消滅せずに、枯れた状態でその場に障害物として残ってしまう。攻撃中にこれら障害物と化したグラトニープラントに跳ね返っては、また別の敵の間合いに入ってしまうこともあるため注意が必要である。
▲攻撃範囲は赤マークの通り。ここの間合いに入らなければOK。
●ホーンレス
強力な突進で一直線に駆け抜けるホーンレスは、一度に味方キャラクターにダメージを与えてくる。さらに他の敵と比べて体力もあるため、なかなか一筋縄ではいかないやつだ。しかしながら、そんな強力な突進も事前に行動を把握していれば、なんてことはない。
じつはホーンレスは、自身が向いている方向にしか突進は行わず、言わばこいつの直線上にキャラクターがいなければ、まず当たることはないのである。加えて、行動の順番がまわってくるのも遅いため、図体がデカイ割には意外とグラトニープラントよりも早々に倒せてしまうかも。
▲この状態では、確実に突進に当たるだろう……。
●スケルトン
恐らく序盤で最も憎らしい敵キャラクターとなる。柔軟に動き回って浴びせてくる強力な攻撃のほか、行動の順番もまわってくるのが早い。さらに一度体力をゼロにしても亡骸となって停滞し、次の行動順になると復活するのも厄介だ。スケルトンを完全に倒すためには、亡骸の状態でもう一度攻撃を当てることが必要となってくる。
そして、スケルトンの攻略法としては、攻撃力の高いブレードでダメージを与えていき、的確に1体ずつ倒していくこと。とにかく少しでもスケルトンの数を減らすことが大事なため、場合によっては強力なブレードをもうひとつ携えて応戦する形でも問題ないだろう。運良く何体か同時に亡骸状態にすることができれば、控えにランス、ロッド、ハンマーのキャラクターで広範囲にダメージを与えてもOK。
▲亡骸は障害物にもなるが、攻撃できる分コンボは稼げそうだ。
■焦らずきっちり決めたい一発逆転の「スリングスキル」…まずは左右の確認から
バトル中、画面上部のキャラクターアイコンの周りにあるスキルゲージが溜まると、装備している武器ごとに多彩な「スリングスキル」(必殺技)を発動できる。スキルゲージは、攻撃を繰り返していくことで上昇していく。
そして使用方法は、スキル発動ボタンをタップ後、攻撃するときと同様に狙いを定めてキャラクターを引っ張るだけ。制限時間の10秒以内であれば、好きなだけ引っ張ることが可能だ。
しかし、通常攻撃と大きく異なる点として、引っ張ってもキャラクターは動いていかず、その場から敵に目掛けて投石するかの如く必殺技を繰り出すことだ。
要するに「スリングスキル」の最中は、狙いを定める方向はもちろん、うまく必殺技が当たるように力加減も考慮しなければならない。
引っ張る力が強すぎては遠くに飛び、弱すぎると手前に……といった具合だ。とはいえ、制限時間もあることから焦って狙いが定まらないこともしばしば。
▲「スリングスキル」には、強力で多彩な演出なものも。
また、一体を集中的に狙う際は、まず2秒ほど時間を要して1回目の攻撃は必ず当てるようにしよう。1回でも攻撃を当てることができれば、あとはいまの力加減を保ちながら連続で必殺技をお見舞いすることができるはずだ。スキルの種類には、周囲に大ダメージを与える一撃必殺やHP回復など、ピンチを切り抜ける頼もしい能力を備えたものが多数存在。その行動を無駄にしないためにも「スリングスキル」はきっちりと決めておこう。
いかがだっただろうか。以上のような基本テクニックを覚えておくことで、スムーズに『スリブレ』の世界に臨むことができるだろう。もしも勝てない敵が現れたら、基礎に立ち返って本稿を思い出していただければ幸いだ。
会社情報
- 会社名
- 株式会社コロプラ
- 設立
- 2008年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 チーフクリエイター 馬場 功淳/代表取締役社長 宮本 貴志
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高309億2600万円、営業利益28億5800万円、経常利益32億7600万円、最終利益18億9300万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3668