アップルとグーグルのコンテンツ配信サービスであるApp StoreとGoogle Playの利用状況を調査する調査会社Flurryは、3月18日、Android向けゲームアプリの①継続率、1週間あたりのセッション数、②ユーザーの女性比率、平均年齢についての調査を発表した。今回の調査対象は、Android向けゲームアプリのうち上位1382アプリ。まず、グラフ1で、横軸を30日間の継続率、縦軸を各カテゴリの1週間当りの平均セッション数として、継続率と1週間あたりのセッションをみてみよう。
▲グラフ1:Anroid向けゲームアプリの継続率とセッション数
グラフ1の右上は、継続率・セッション数ともに全カテゴリの中でも最も高い。グラフ1の右上をみてみると、ソリティアが継続率・セッション数ともに最も高く、ソーシャル性の高いターン制ベースゲームは継続率が30~40%程度、セッション数は20以上となった。これらのゲームの多くが、一定期間経過後アプリが起動されていない場合にプッシュ通知で再訪を促すような仕組みをとっている。また同社によれば、グラフ1の右上に分類されるアプリは広告との相性が非常に良好で、90%以上が広告収入に頼っているといっても過言ではないほどだという。
グラフ1の左上のゲームカテゴリは低継続率・高セッション数で、プレイヤは一時的に高頻度でプレイすることが多い。グラフ1の左上をみてみると、シミュレーションゲーム、スロット・カジノゲーム、ストラテジーゲーム等が多く、一時的に集中してプレイするユーザーが多く、アプリ内課金の頻度も高い。これより、同社は、左上に分類されるゲームは予めアップデートをすることを前提に開発するよりも、初期のリリース時に完成された状態をリリースする方がプレイされやすいと考えている。また、同社によれば、左上に分類されるゲームカテゴリの無課金者をアプリ内課金へ誘導するためには、リワード付きのビデオ広告が効果的とのこと。
グラフ1の左下のゲームカテゴリは低継続率・低セッション数で、左下に分類されるゲームをプレイするユーザーは一部に限定される。また、同社によれば、アプリ内課金に焦点をあてビデオ広告を用いることで、無課金ユーザーへ課金機会を提供できるが、左上に比べると効果は低いという。そのため、開発者はゲームのコアルーチンで収益の最大化を図る必要があるとのこと。
しかし、グラフ1の左上下に分類されるゲームは、ARPDAU(アクティブユーザー1日あたりの平均課金額)が高いことでも知られている。そのため、各ゲームのターゲットにあったユーザーにゲームを提供することが求められる。
グラフ1の右下のゲームカテゴリは高継続率・低セッション数で、3マッチパズルゲームやバブルシューティングゲーム、ランゲームなどが分類される。そのため、同社は、グラフ1の右下に分類されるゲームが、Kingのパズルゲーム『Candy Crush Saga』のように、ステージアンロックでの課金や体力回復の時短などで課金対策することで、収益性の高いゲームになり得る、としている。
次に、グラフ2で、横軸をMAU(月間アクティブユーザー数)に対する女性比率、縦軸をMAUの平均年齢として、各ゲームカテゴリのユーザーをみてみよう。
▲グラフ2:Anroid向けゲームアプリのMAUに対する女性比率と平均年齢
これによると、Android向けゲームアプリユーザーは35歳以下の若い男性が多く、ソリティアとスロットゲームのみが40歳以上の中年層が多いことがわかった。さらに、カード・バトルゲーム、アクション・RPGゲームなどアプリ内課金による収入が多いゲームは男性ユーザーが多く、ソリティアや脳トレ・クイズゲームなど広告収入が多いゲームは女性ユーザーが多いこともわかった。
なお、同社によれば、Android搭載端末ユーザーのうち70%以上が、毎月少なくとも1タイトル以上ゲームをプレイしているという。
(C) Flurry
▲グラフ1:Anroid向けゲームアプリの継続率とセッション数
グラフ1の右上は、継続率・セッション数ともに全カテゴリの中でも最も高い。グラフ1の右上をみてみると、ソリティアが継続率・セッション数ともに最も高く、ソーシャル性の高いターン制ベースゲームは継続率が30~40%程度、セッション数は20以上となった。これらのゲームの多くが、一定期間経過後アプリが起動されていない場合にプッシュ通知で再訪を促すような仕組みをとっている。また同社によれば、グラフ1の右上に分類されるアプリは広告との相性が非常に良好で、90%以上が広告収入に頼っているといっても過言ではないほどだという。
グラフ1の左上のゲームカテゴリは低継続率・高セッション数で、プレイヤは一時的に高頻度でプレイすることが多い。グラフ1の左上をみてみると、シミュレーションゲーム、スロット・カジノゲーム、ストラテジーゲーム等が多く、一時的に集中してプレイするユーザーが多く、アプリ内課金の頻度も高い。これより、同社は、左上に分類されるゲームは予めアップデートをすることを前提に開発するよりも、初期のリリース時に完成された状態をリリースする方がプレイされやすいと考えている。また、同社によれば、左上に分類されるゲームカテゴリの無課金者をアプリ内課金へ誘導するためには、リワード付きのビデオ広告が効果的とのこと。
グラフ1の左下のゲームカテゴリは低継続率・低セッション数で、左下に分類されるゲームをプレイするユーザーは一部に限定される。また、同社によれば、アプリ内課金に焦点をあてビデオ広告を用いることで、無課金ユーザーへ課金機会を提供できるが、左上に比べると効果は低いという。そのため、開発者はゲームのコアルーチンで収益の最大化を図る必要があるとのこと。
しかし、グラフ1の左上下に分類されるゲームは、ARPDAU(アクティブユーザー1日あたりの平均課金額)が高いことでも知られている。そのため、各ゲームのターゲットにあったユーザーにゲームを提供することが求められる。
グラフ1の右下のゲームカテゴリは高継続率・低セッション数で、3マッチパズルゲームやバブルシューティングゲーム、ランゲームなどが分類される。そのため、同社は、グラフ1の右下に分類されるゲームが、Kingのパズルゲーム『Candy Crush Saga』のように、ステージアンロックでの課金や体力回復の時短などで課金対策することで、収益性の高いゲームになり得る、としている。
次に、グラフ2で、横軸をMAU(月間アクティブユーザー数)に対する女性比率、縦軸をMAUの平均年齢として、各ゲームカテゴリのユーザーをみてみよう。
▲グラフ2:Anroid向けゲームアプリのMAUに対する女性比率と平均年齢
これによると、Android向けゲームアプリユーザーは35歳以下の若い男性が多く、ソリティアとスロットゲームのみが40歳以上の中年層が多いことがわかった。さらに、カード・バトルゲーム、アクション・RPGゲームなどアプリ内課金による収入が多いゲームは男性ユーザーが多く、ソリティアや脳トレ・クイズゲームなど広告収入が多いゲームは女性ユーザーが多いこともわかった。
なお、同社によれば、Android搭載端末ユーザーのうち70%以上が、毎月少なくとも1タイトル以上ゲームをプレイしているという。
関連サイト
(C) Flurry