【アプリレポート】KLab開発の『テイルズ オブ アスタリア』がGoogle Play売上ランキングで30位台に浮上。二極で攻める『テイルズ』アプリに迫る
4月3日にバンダイナムコゲームス<7832>からリリースされた、「テイルズ オブ」シリーズの完全新作RPGとなるアプリ『テイルズ オブ アスタリア』が、4月9日時点のGoogle Play売上ランキングで38位を記録。下部の推移を見ると、リリース後は順位を下げることなく着々と上昇してきている。
出所:App Annie
本作は、『テイルズ オブ』シリーズのシナリオライターが手掛けるスマートフォン向け完全新作RPG。事前登録者数は10万人を突破しており、今春配信予定のApp Store版については引き続き登録を受け付けている。ゲームは、シリーズ歴代キャラクターたちによって新たなストーリーが繰り広げられており、選ばれし6人の主人公(クレス、ロイド、ルーク、ユーリ、ソフィ、ミラ)を中心に、時に力を合わせ、時に対立し、お互いの想いがぶつかり合う群像劇が描かれている。
また、豪華声優陣による録り下ろしボイスを搭載しており、感情表現豊かなキャラクターたちの声が、バトルや物語を盛り上げる。また、タップアクションを取り入れた「新感覚クロススライドバトル」のほか、オープニングアニメを『進撃の巨人』や『鬼灯の冷徹』などの制作に関わった「WIT STUDIO」が制作したり、テーマソングにアーティスト「Do As Infinity」を起用したりと、シリーズファンも納得する評価を得ているようだ。
■App Storeの『リンク』、Google Playの『アスタリア』
現在、『テイルズ オブ』シリーズのゲームアプリには、Google Playの『テイルズ オブ アスタリア』(最高順位:38位)に加えて、App Storeではアカツキが開発を務める『テイルズ オブ リンク』(最高順位:16位)が好評配信中となっている。つまりは、現状では非常に異なるゲームシステムの『テイルズ オブ』タイトルが、ふたつのアプリマーケットで順位を伸ばしているのが分かる。
もちろん、いずれは両タイトルとも双方のプラットフォームで配信されることは間違いないのだが、同様の『テイルズ オブ』シリーズタイトルにも関わらず、一切食い合うことはなく、うまく各々のタイトルで賑わいを見せている。今後双方のプラットフォームで配信された際には、ガンダムのゲームアプリかの如く、きちんと棲み分けされていくことが注目される。
■関連リンク
『テイルズ オブ アスタリア』公式サイト
©いのまたむつみ ©藤島康介 ©BANDAI NAMCO Games Inc.
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコエンターテインメント
- 設立
- 1955年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 宇田川 南欧
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2896億5700万円、営業利益442億3600万円、経常利益489億5100万円、最終利益352億5600万円(2023年3月期)
会社情報
- 会社名
- KLab株式会社
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3656
会社情報
- 会社名
- 株式会社アカツキ
- 設立
- 2010年6月
- 代表者
- 代表取締役CEO 香田 哲朗
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高239億7200万円、営業利益26億7600万円、経常利益28億3400万円、最終利益12億8800万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3932