【AppAnnie調査】1~3月期の世界のアプリ市場は中国と米国の売上が急上昇。AppStoreとGooglePlayの差も縮小傾向に

App Annieは、4月15日、2014年第1四半期(1~3月期)における世界のアプリマーケットに関する調査結果を発表した。これは、AppAnnieが世界150カ国以上のApp StoreとGoogle Playのマーケットデータを収集・分析したレポートとなっている。

 

■DL数ではGoogle PlayがApp Storeを上回る


発表されたレポートによれば、世界におけるGoogle Playのダウンロード数は、App Storeのダウンロード数を45%上回った。ロシアやブラジルだけでなく、メキシコやトルコといった新興のマーケットの成長がけん引したものだった。

 


 

■総売上ではApp Storeが圧倒だが差は縮小中


App Storeの総売上については、Google Playの総売上を85%以上上回った。依然として大きな差があるものの、両マーケットの差は着実に縮まっているという。とりわけアメリカとイギリスにおけるGoogle Playの総売上が顕著に伸びた。

 


App Storeの総売上の伸びに関しては、アメリカと中国の成長によるところが大きいとのこと。中国は前四半期比で約70%伸びた。またベトナムや南アフリカでの急激な成長も印象的だったとのこと。市場の成長をけん引したのはゲームカテゴリーだった。ファイナンスカテゴリーのアプリも大きく伸びた。

他方、Google Playでは、ゲームが最も成長したカテゴリーだった。またメッセンジャーアプリなどコミュニケーションアプリが大きな収益をあげ、ニュース&雑誌カテゴリーのアプリの収益も伸びた。新興市場ではGoogle Playのダウンロード数が伸び、アメリカやイギリスでは売り上げが伸び、両ストアの差の縮小に貢献したという。


 

■国別ランキング…アメリカがGoogle Playの売上規模で2位に


続いて、国別の総売上ランキングやダウンロード数のランキングなどもまとめられている。まず、App Storeのダウンロードランキングでは、アメリカが1位、中国が2位、日本が3位、イギリスが4位、ロシアが5位だった。売上ランキングでは、アメリカが1位、日本が2位、中国が3位、イギリスが4位、オーストラリアが5位だった。

 



またGoogle Playでは、ダウンロード数ランキングでは、アメリカが1位、ブラジルが1ランクアップの2位、ロシアが2ランクアップの3位となった。前四半期で2位だった韓国で4位となった。インドも1ランクダウンの5位となった。

 


売上ランキングについては、日本が前四半期と変わらず首位だった。アメリカが1ランクアップの2位に上がった一方、韓国で3位となった。ドイツが4位、イギリスが5位と続いた。

 


 

■カテゴリー別のランキング


カテゴリー別の売上ランキングも掲載しておこう。いずれのマーケットにおいてもゲームカテゴリーが首位となっていることが印象的だ。またコミュニケーションやSNS系の売り上げが大きい点も特徴といえる。App Storeでは「ソーシャル・ネットワーキング」が2位、Google Playでも「コミュニケーション」が2位、「ソーシャルネットワーク」が3位になっている。

 







■関連サイト
 

App Annie Index – Market Q1 2014: Revenue Soars in the United States and China

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