エイチーム<3662>は7月2日、同社株が東京証券取引所の貸借銘柄に選定されたことを発表した。選定日は7月9日。貸借銘柄に選定されると、個人投資家はその株の信用売り（空売り）を手掛けやすくなる。証券会社が投資家に資金や株券を貸して売買する信用取引において、証券会社が資金や株券を自社で調達できない場合、証券金融会社から融資や借株を受て決済する。この証券会社と証券金融会社との取引を貸借取引といい、貸借取引が可能な銘柄を貸借銘柄という。証券取引所と証券金融会社が定める基準を満たした銘柄が選定される。
貸借銘柄でない場合、空売り用の株券を証券金融会社から調達できず、証券会社が自身で調達しなければならない。そのため、貸借銘柄でない株券の貸し借りには制限があり、貸借銘柄の方が空売りしやすい。
エイチームは今回の選定について、「株式の流動性及び需給関係の向上を一層促進し、売買の活性化と公正な価格形成に資するもの」と考えている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社エイチーム
- 設立
- 2000年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 林 高生
- 決算期
- 7月
- 直近業績
- 売上高275億5200万円、営業利益5億4300万円、経常利益7億1100万円、最終利益1億4300万円（2023年7月期）
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3662