ニフティ<3828>は、7月16日、スマートフォンアプリ開発に特化したクラウドサービス「ニフティクラウド mobile backend」で、ゲーム開発環境「Unity」用SDKの提供を開始した。あわせて、ゲームアプリ開発者向けの機能を強化し、データベース処理を高速化するインデックス追加機能やアプリ利用者の不正行為を防ぐためのセキュリティ機能を追加したとのこと。
「Unity」用SDKおよび各機能強化の概要は以下のとおり。
■ゲーム開発環境「Unity」用SDKについて
ゲーム開発環境「Unity」用のSDKを提供する。「Unity」を用いたゲームアプリ開発においてサーバーサイドの機能を容易に実装でき、開発効率が向上する。提供機能は、データストア(位置情報検索機能を含む)、会員管理。対応プラットフォームはiOSとAndroidとなっている。
→ダウンロードページ
■機能強化について
(1)「データストア」のインデックス追加機能
データベース機能である「データストア」にて、データをインデックス化して扱うことができる機能。この機能によりデータベースの検索速度が大幅に向上し、大量のデータを扱う大規模アプリにおいても、軽快な動作を実現できる。テスト導入された顧客の実測値として、約2万件のデータ処理速度を約1/4800に短縮。
なお、この機能は大規模アプリ向けの料金プラン「カスタマイズプラン」のみでの提供となる。「カスタマイズプラン」の利用料金は個別に問い合わせてほしい。
(2)スマートフォンアプリからのリクエストを一部制限するセキュリティ機能
スマートフォンアプリからのリクエストを一部制限できる機能をAPIで提供。この機能により、不正な手段によるデータ登録などを防止することができ、よりセキュアな環境でサービスを提供することができる。SDK版は今月末に提供開始する予定。
なお、「Unity」用SDKおよび各機能を「ニフティクラウド mobile backend」の「Basicプラン」以外で利用する場合、別途利用料金が発生する。「ニフティクラウド mobile backend」の料金プランや詳しい利用方法については、以下のページを確認とのこと。
→「ニフティクラウド mobile backend」サービスページ