日経産業に中国最大のSNSを運営する人人の特集記事-5月23日付けの新聞記事(2)

5月23日付けの日経産業新聞は、「中国最大SNS『人人網』の実力」と題する特集で、5月4日にニューヨーク証券取引所に上場した人人(レンレン)を取り上げている。今回は第1回目にあたる。 報道によれば、1億人のユーザーを抱えるSNS「人人網(レンレンワン)」を運営しており、上場で調達した金額は7億4300万ドル(約600億円)で、上場した中国ネット企業では過去最大の規模になったとのこと。 人人は、Facebookと比べられるが、米国で生まれた様々な新サービスを取り込み、クーポン共同購入サイト「糯米網」やビジネス向けSNS「経緯網」もサービスを行っているという。業績は、2010年の売上高が前年比64%増の7654万ドルで、純利益は6倍の1738万ドルと急成長。収入の内訳は、ゲームが45%、広告収入が42%、クーポン共同購入サイトが13%だった。 ただ、リンクトインと異なり、上場後の株価は公開価格を下回るなどさえない。これは上場直前に申請内容を訂正し、役員が辞職する事態となったことや、従来1億6000万人としたユーザー数を1億1700万人に下方修正したことが要因。 米国市場では、人人が調達した資金をどういった用途に使っていくのか、注目が集まっているようだ。