【インタビュー】「カジノの魅力とリゾート作りの魅力が融合」…コロプラの新作『東京カジノプロジェクト』は、やり込み要素満載の意欲作


コロプラ<3668>は、スマートフォン向け新作アプリ『東京カジノプロジェクト』のリリースを予定している。

本作は、華やかなリゾート地を舞台にしたカジノリゾートシミュレーションゲーム。プレイヤーはリゾート島のオーナーとなり、カジノに出かけて様々なゲームに挑戦していくとともに、島の敷地に施設を建設して、リゾート地を発展させていく。「カジノパート」と「リゾートパート」という2つのパートに分かれており、「リゾートパート」で得たコインをチップに交換して「カジノパート」のゲームに挑戦、「カジノパート」で稼いだチップを「リゾートパート」の施設などと交換、といったようにそれぞれのパートがリンクしているのが特徴だ。

今回「Social Game Info」では、『東京カジノプロジェクト』を特集した連載記事を3回に渡って掲載。第1弾では、同作のプロジェクトマネージャーらを迎えて、『東京カジノプロジェクト』の開発経緯や“こだわり”などを聞いてきたインタビュー記事をお届けする。
 

■「カジノパート」と「リゾートパート」 2つの魅力の相乗効果

 

株式会社コロプラ
『東京カジノプロジェクト』エンジニア兼ゲームプランナー(以下、GP)(写真右)
『東京カジノプロジェクト』プロジェクトマネージャー兼3DCGデザイナー(以下、PM)(写真左)


――:よろしくお願いします。本作は、御社が昨年12月に開催した新作発表会で発表された3タイトルの中でも、特に意欲的なジャンルとして市場の注目を集めていますが、まずは、おふたりのこれまでの経歴を、簡単にお聞きしてもよろしいでしょうか。

GP :もともとは『軍勢RPG 蒼の三国志』のエンジニアをやりながら、徐々に『東京カジノプロジェクト』へエンジニアとしてプロジェクトにジョインしていって、プランニングを手掛けることになりました。

PM 3Dデザイナーとして入社して、最初のプロジェクトが『東京カジノプロジェクト』で、そこからプロジェクトマネージャーとなりました。

――:ありがとうございます。今回の『東京カジノプロジェクト』ですが、どういった経緯で開発がスタートしたのでしょうか。

GP 最初はカジノをモチーフにゲームを作ろうというところから始まり、ただ単純にカジノができるだけでは面白くないよね、ということで、自分のカジノを作って他のプレイヤーのカジノとバトルするという、今とはだいぶ違う形から企画が始まりました。そこから、大きく変遷して、最終的にカジノで遊んでリゾート地を発展させていくという、ほんわかしたイメージになりました。

――:「東京」という地名を入れた『東京カジノプロジェクト』というタイトルを採用したのはどういった経緯からでしょうか。

PM もともと日本でリゾート地ができるところはどこだろうと考えたときに、お台場が候補地として挙がったことをきっかけに、東京湾のどこかにあるリゾートいう設定になりました。

――:なるほど。お台場だと確かにリアルにありそうな話だったりしますね。では続いて、この『東京カジノプロジェクト』のコンセプトについてお聞かせいただけますか。

PM まず「カジノパート」と「リゾートパート」という2つのパートがあって、それぞれに面白さがあるのですが、なおかつ2つのパートが絡んできます。1つを遊んでも十分楽しいですが、両方を遊ぶと、より楽めるというのがこのゲームの魅力だと思います。

――:そこが2つのパートに分けた狙いということでもあるわけですね。

PM そうです。「カジノ」だけだと結局稼いで終わってしまうので、これを何かフィードバックしていきたいなと。そこで「リゾート」を育てていくのはどうだろうとなりました。「カジノ」で稼いだチップを景品に変えて、「リゾート」に持ってきて育てていく。こういう2つのつながりができました。
 

■見ていて楽しいを追及した「リゾートパート」 画面を触ると思わぬ発見も!?



――:なるほど。それではもう少しゲームの内容についてお聞きしたいということで…。「リゾートパート」と「カジノパート」それぞれの魅力についてお伺いしたいと思います。まずは「リゾートパート」からお願いいたします。

PM 「リゾートパート」の方は、リゾート育成というようなイメージで作っています。人がどんどん増えてきたり、建物がグレードアップしたりとか、見ていて楽しいというところがありつつ、建物のレベルをMAXまで上げるとその建物オリジナルのアバターが開放されたりします。また、リゾートパートではとにかくビューにこだわりました。

GP ビューは特殊ですね。かなり試行錯誤しました。普通の街作りゲームというとクォータービュー(45度)なのですが、真横からにしてみたりとか、5度くらいにしてみたり、角度を1度ずつ調整していろいろと試しました。

PM この角度になったのは、リゾートらしい開放感を出すために海と空を同時に見せたい、海と空の青で挟みたいという想いがあったんです。それを実現するにはカメラの位置を落としていくしかないと。それと夏っぽさを出すため、ランダムでレンズフレアが入ってきたり、細かなこだわりは随所に入ってますね。

――:そういうこだわりを見つけたりするのも面白そうですね。海の中も見れたりするんですね。

PM 実は海にはサメが出たりもします。ほかにも山を触ると火山が爆発したり。火山は爆発するとカネーが手に入るんです(笑)。リゾートを訪ねてくるお客さんのアクションも、ハンバーガー屋から出てきたらハンバーガーを食べていたり、建物ごとにそれぞれ違っていたりします。

GP 見てても、触っても楽しいっていうのがポイントですね。

PM この建物を建てたらどんなアクションをするのかなっていうのも楽しみの1つにしてもらえると嬉しいです。

GP リゾートパートではお客さんの顔の上に満足度が出るようになっています。お客さんは最初は1店舗で満足してくれるのですが、リゾートが広がっていくとだんだんそれだけでは満足してくれなくなって…。なので、ちゃんとバスなどでうまくお客さんを運びながらみんなが満足してくれるリゾート地を作ろうというパズル要素もあります。ちなみにサメが出るとお客さんが怖がってしまうのでタップして退治してください。

――:かなり細かいところまで作りこんでますね

PM あえて言うと、細部に神が宿る的な感じですね。これは彼(GP)がよくいうことなのですが。(笑)
 




 

■「ぷにコン」で自由に動ける「カジノパート」 通常のカジノにはないゲームを採用した理由は



――:続いて「カジノパート」についてもお願いします。「カジノ」というジャンル自体、日本ではまだ少ないかと思うのですが。

PM 「カジノパート」は、カジノ自体の面白さというのはもちろんですが、日本人にはあまり馴染みがないカジノということで、面白さをどうやって分かりやすくして伝えるかというところにまずは注力しました。景品とかアバターとかもそうですが、カジノ内は「ぷにコン」を使って自由に歩けるようにしたり、いろいろな要素を盛り込んでいます。

――:カジノで選べるゲームの種類には普通のカジノとは違う、ちょっと変わったものも採用していますね。

PM はい。いわゆるカジノのゲームだけだと運の要素が大きくなってしまうので、「パターゴルフ」や「リバーシ」といった、ある程度練習することで勝てるゲームも入れてみました。もちろん単純にあったら面白そうかなというのもありますが、実装する上で、あまり馴染みのないものやカジノの雰囲気に合わないものを除いていって、今のゲームの種類に落ち着いた感じです。

――:ありがとうございます。このタイトルを発表した時のユーザーの皆様の反応や、このタイトルを実際に社内でテストプレイした方たちからの評価や反応はいかがでしたか。

PM そうですね。ユーザーの皆様の反応としては、カジノの中に「パターゴルフ」とか「リバーシ」とかが入っているのが面白そうという声がちらほらとありました。一般的なカジノを知らない人でもそれがきっかけで興味を持ってもらえてるのかなという感じです。「リバーシだったら私でも勝てる」とか、そんな感じの声ですね。

GP 社内βを年末に実施したところ、普段からギャンブル系が好きな人にたくさんプレイしていただけました。ただ、それ以外にも女性の方は「リゾートパート」をメーンに遊んでくださることが多くて、当初想定していたよりも非常に幅広い層の人に楽しんでいただけています。冬休みが明けた今現在も遊んでくれている社員が居て、ハマる方はもしかして非常にハマるんじゃないかなって期待もありますね。

PM 夜から始めて、朝までずっとプレイしてくれた方もいらっしゃいました(笑)。非常にありがたいことです。

――:なるほど、それは凄いハマり方ですね。続いて開発中のことを振り返ってみて、苦労された点とか、何かエピソードのようなものがあったら教えていただけますか。

GP そうですね。先ほどもお話しましたが、開発当初の企画がカジノ同士のバトルというところから、カジノリゾートに大きくシフトチェンジしたというのが大きいですね。ダイナミックに変えたところではありますが、そっちの方向に進んで良かったなと思っています。それがちょうど去年の春ごろです。

――:たしかにガラッと変わっていますよね。バトルから現在はほんわかした雰囲気ですもんね。

GP はい、ガラッと変わっています。ほんわかというのは最初は全くなかったです。(笑)

PM 開発についてのエピソードですと、現場から「こういうのがあったら面白いんじゃないか」という意見があったらすぐに入れてみるというのを繰り返しました。先ほどお話したサメも意見があったので、すぐ作って、その日のうちに入れてみてもらったんです。それで「サメが出た!」って感じです。

――:なるほど。(笑)

PM そういうことの繰り返しでしたね。

GP それと、カジノ内を「ぷにコン」で移動するというのは、新作発表会の時の押し材料だったんですが、実はその1ヶ月くらい前の11月ごろにこの形になったんです。アバターもそれまではほとんどプッシュされてなかったんですが、「ぷにコン」を使うことが決まってから急ピッチで進めました。

PM アバターは「ぷにコン」で自由に動けるということになった時にもっと選べるといいよねというのもありました。今は50種類以上あるのですが、建物も50種類近くあって、それぞれの建物のレベルをMAXまであげるとアバターが1体開放されるようになっています。レアなアバターを使っているほかのユーザーさまを見かけた時に、これはどうやって手に入れるんだろう?って思ってもらえると嬉しいですね。
 







――:このタイトルですが、昨年12月に開催した新作発表会で、海外展開も意識したようなお話があったかと思うのですが、それを意識して開発したようなところなどもありますか。

PM はい、私の中では3つありまして、1つはキャラクターデザインをある程度海外の人に受け入れてもらいやすいものにしました。次にUIですね。画面の遷移を簡単にして、分かりやすくしました。後は言葉をどんどん排除していったということです。なるべく短く簡潔にして、説明文はあまり入れないようアイコンに変えたりとか、そういうところは意識して作っています。

――:それでは、最後にリリース後の運営方針について教えてください。

PM 「カジノパート」については、イベントを実施したり、新しいゲームの追加を考えています。社内βの時に「こういうのがあったらいいんじゃないか」とかいう声も多くいただいたので、声が大きかったものや、要望があったものを入れられたらいいなと思っています。

――:「リゾートパート」の方はいかがでしょうか。

PM これもいろいろ考えてはいますが、より大きな建物だったり、もっと魅力的なリゾートにできるようなものの導入を検討しています。

GP ユーザー様のやり込み要素などをより強化していければと考えています。

――:本日はありがとうございました。
 


■現在、事前登録を受付中!


『東京カジノプロジェクト』は、現在、配信に先立ち、事前登録キャンペーンを受付中。事前登録を行うと、正式サービス開始時に、ゲーム内で使用できる「限定アバター3種類」と「77,777カネー」がもらえるシリアルコードが特典としてプレゼントされる。

【事前登録の方法】
①事前登録サイトからメールアドレスを登録
②『東京カジノプロジェクト』配信開始後、登録したメールアドレスへシリアルコードを送付
③『東京カジノプロジェクト』ゲーム内にてシリアルコードを入力。特典アイテムが入手できる

【事前登録で入手できるもの】
■限定アバター3種類
■77,777カネー

※事前登録特典は1人1回のみ取得できる。
※他の事前登録サービスとの重複登録による特典の複数取得はできない。
※事前登録期間はゲームリリースまで。
※メールの受信拒否設定を行っている場合は、設定を解除するか「@colopl.co.jp」からのメールを受け取れるように設定する必要あり。
※事前登録特典コードの再発行は不可。
※キャンペーン応募期間、および内容は予告無く変更または中止する場合がある。
※ゲーム内特典を受け取る権利は、第三者への譲渡または換金等はできない。

 

事前登録はこちら




※ゲーム画面のキャプチャは開発中のものです

株式会社コロプラ
https://colopl.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社コロプラ
設立
2008年10月
代表者
代表取締役会長 チーフクリエイター 馬場 功淳/代表取締役社長 宮本 貴志
決算期
9月
直近業績
売上高309億2600万円、営業利益28億5800万円、経常利益32億7600万円、最終利益18億9300万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3668
企業データを見る